ジョシュ・ギディー

オーストラリアのバスケットボール史に残る瞬間

2021年のNBAドラフト全体6位で指名されたサンダーのジョシュ・ギディーにとって、NBA公式戦デビューは特別な機会になる。

オーストラリア出身のギディーは、現地20日に敵地で行われるジャズ戦でNBAデビューを果たす見込み。初のNBA公式戦で対戦するジャズには、同じオーストラリア出身であこがれの先輩であるジョー・イングルズが所属している。

ギディーによればオーストラリアのアデレード36ERS時代から、イングルズは何かと目をかけてくれていて頻繁に連絡を取り合い、パフォーマンスに関してアドバイスをくれていたという。また、今年の夏には東京オリンピックに出場したオーストラリア代表との強化試合の相手に選抜され、そこでもイングルズと交流があった。オーストラリア、スペイン、イスラエルを経由して世界最高峰のNBAで実力が認められたイングルズは、まさにギディーがお手本にすべき存在だ。

そんなあこがれの先輩とNBAのコートで対面するギディーは「ジョーは僕がずっと前から尊敬している人で、開幕戦は本当に特別な試合になる」と、心境を語った。「彼はオーストラリアのレジェンドだよ。NBAでも素晴らしいキャリアを送っている。この1年半、彼にすごく助けてもらった」と言い、こう続けた。「ジョーは僕がアデレードと契約した後に、すぐに連絡をくれた一人なんだ。これまでにいろんな話をさせてもらった。僕のプレーを見るために朝の3時まで起きていてくれて、フィードバックをくれる。とても役に立つ意見なんだ」

ギディーとイングルズの初対戦には、ギディーのNBAデビュー戦という特別な舞台が用意された。現地20日の試合は、オーストラリアのバスケットボール史に残る瞬間になる。