新旧ポイントガードによる最前線でのマッチアップに注目
先週開幕したBリーグは、第2節にも注目のカードが多数組まれている。中でも千葉ジェッツと栃木ブレックスの対戦は、『NBAを知るポイントガードの対決』として注目されている。千葉の富樫勇樹と栃木の田臥勇太、日本を代表する新旧のポイントガードだ。
ただ「新旧」という表現は正確ではない。
田臥は来週36歳になるにもかかわらず、年齢から来る衰えとは無縁で、誰よりもコンディション管理に気を配りトップパフォーマンスを維持している。7月のOQT(五輪世界最終予選)でも日本代表のレギュラーとして活躍。ゲームメークはもちろんディフェンス、リーダーシップの面でも、いまなお日本のトップにいることを証明した。
一方の富樫は田臥に比べれば23歳と若いものの、何も知らないルーキーではない。プロ生活5年目を迎え、キャリアの全盛期をこれから迎えようとしている。昨シーズンはチーム事情からベンチに回ることが多かったが、今シーズンはスターターとしてチームを引っ張る役割を託された。第1節、仙台89ERSとの試合では、一切の迷いがなく得点にアシストにと精力的にプレーする富樫の姿が見られた。
富樫と田臥は試合開始から最前線で激しい攻防を繰り広げるだろう。そして、この両者のマッチアップが試合展開に大きな影響を与えるはずだ。
注目の一戦は土曜と日曜の両日でチケットの販売が好調とのこと。昨シーズンのNBLでもホームゲームの観客動員10万人を超える動員力を誇った千葉だけに、Bリーグへと舞台が変わり、リーグでも屈指の選手層を誇る栃木を迎える一戦で、船橋アリーナが最高の雰囲気に包まれることは間違いない。
コート上の両チームのプレーだけでなく、『夢のアリーナ』という理想に現時点でどこまで近づけるか、それもこの週末の注目ポイントとなる。
ちなみに船橋アリーナでの演出に『バスケット・カウント』が協力することが決定。今週末のアリーナで弊サイトのロゴが面白い形で登場するはずなので、こちらもお楽しみに!