「あらゆる批判を自分への評価と思って受け止めるようになった」
昨年12月、ルディ・ゴベアはジャズと5年2億500万ドル(約212億円)という超大型契約を結んだ。この契約はNBA史上3番目、センターの選手としては史上最高額のもので、最優秀守備選手賞を2度受賞し、オールNBAにも3度選出されているゴベアが紛れもなく自らの力で勝ち取った契約だ。しかし、これだけの金額に見合うかどうかという批判も起こっている。
現役時代にリーグNo.1センターの称号を長年保持したシャキール・オニールも、ゴベアの新契約に関しては異論を唱えている。だがゴベア本人は「良い選手は叩かれる」と、『The Athletic』とのインタビューで反論している。
「より大きなものを得ると称賛されることも、批判されることも出てくる。僕はあらゆる批判を自分への評価と思って受け止めるようになったんだ」
またゴベアは優勝4回を誇り、シーズンMVPとNBAファイナルMVPを4回ずつ受賞しているレブロン・ジェームズを引き合いに出し、こう続けた。「例えばレブロンは、僕たちの世代で誰よりも批判されてきた選手で、誰よりも多くのことを成し遂げている選手でもある。つまり、良いプレーをしていると、批判する声と称えてくれる声の両方が起こるということ。そういう状況になっても、プレーに支障をきたしてはいけないんだ」
今シーズンのゴベアは平均13.3得点、13.4リバウンド、キャリアハイの2.7ブロックというスタッツを残し、チームも現在16勝5敗で西カンファレンス首位につけている。超が付く大型契約に見合う選手かどうかは、結果で証明するしかない。