「健康なのにプレーしない理由が分からない」
12月15日、レイカーズは敵地でホークスに101-96し、敵地での連勝を14に伸ばした。
レブロン・ジェームズは、32得点13リバウンド7アシスト3ブロックの大活躍で勝利に貢献。敵地でのヒート戦を終えて、レブロンは高校でプレーする長男の試合を観戦するためにオハイオに向かい、その翌日チームに合流していた。
最近のNBAでは選手への負担を調整するために必要に応じて試合を欠場させる『ロードマネージメント』が定着しつつあるが、これについて質問されたレブロンは「健康ならプレーする」と答え、自論を展開した。
「それが試合に向けたアプローチであるべき。レギュラーシーズン終盤に順位が確定していて、それ以上の順位にも、それ以下の順位にもならないのなら、休みをもらえたらプラスに働くかもしれないけどね」
「個人的な考えだけど、健康なのにプレーしない理由が分からない。残されたキャリアで、あと何試合プレーできるか分からないし、せっかく自分の試合を見に来てくれる子供たちがいるのに、欠場したらどうなる? 健康ならプレーする。それが自分にとっての義務だと考えている。チームメートのためにもプレーしたい。コーチが自分を休ませるのは、出場できない状態の時だけ。シンプルな話だよ」
クリッパーズのカワイ・レナードに代表されるように、最近のNBAでは、プレーオフを見据えてレギュラーシーズン中からコンディション維持のために欠場するケースが目立つ。これも勝つための一つの手法だろうが、決して安くはないチケットを購入するファンからすれば、試合会場に来ても目当ての選手が見られないとなれば失望しかない。これがケガならあきらめもつくが、調整のために休んでいたとなれば、納得するのは難しい。
優先順位は選手個々によって異なり、この問題を議論したところで結論は出ない。ただレブロンは「プレーできるから出る」というスタンスを貫いている。