八村塁

ベルターンズが躍動するも遠い1勝

ウィザーズがホーネッツのホームに乗り込んだ一戦。ダービス・ベルターンズがキャリアハイの活躍を見せ、八村塁も18得点12リバウンドのダブル・ダブルを記録したが、勝負どころでディフェンスが崩れてしまい、接戦を落とした。

八村のファーストシュートはリングに嫌われ、高さのミスマッチを突いてペイントエリアでシュートを放ったがこれも外れてしまう。それでも、開始約2分半、モリッツ・ワグナーのポストプレーに合わせてリングへと切り込み、ゴール下のシュートを決めて初得点を記録した。

八村はブラッドリー・ビールのバスケット・カウントをアシストしたが、チャレンジの結果、ビールのオフェンスファウルへ判定が覆るなど、チームは波に乗れない。

追いかける展開が続く中、八村はペイントエリアでの得点や、リングへのアタックからシュートファウルを誘発して、フリースローを獲得するなど積極的なオフェンス参加を見せた。

前半はシュートタッチに苦しんだ八村だったが、後半に入ると2本連続でミドルシュートをねじ込み、早くも得点を2桁に乗せた。

その後、ホーネッツに高確率で3ポイントシュートを射抜かれ、2桁のビハインドを背負ったウィザーズだったが、ダービス・ベルターンズの活躍で追い上げる。ベルターンズはタフな体勢でもねじ込む3ポイントシュートを、クォーターをまたいで4本連続で成功させた。

こうしてリードチェンジを繰り返す接戦となった終盤、八村はオフェンスリバウンドに絡んでポゼッションを増やすなど献身的なプレーを見せ、要所で得点にも絡んだ。

残り31秒、ベルターンズの3ポイントシュートが決まり2点差に迫ったウィザーズだったが、直後のディフェンスでベルターンズがオーバーヘルプに行ってしまい、マイルズ・ブリッジズに3ポイントシュートを決められて万事休す。最終スコア107-114で敗れた。

ベルターンズが12本中8本の3ポイントシュートを成功させたにもかかわらず、チーム全体としては3ポイントシュート成功率31.4%と低調だったことが悔やまれる試合となった。

八村は33分間の出場で18得点を記録。さらにキャリアハイを更新する12リバウンド(4オフェンスリバウンド)も獲得し、ダブル・ダブルを達成した。

次節は渡邊雄太が所属するグリズリーズと対戦する。