今シーズンもキャリアハイに迫る平均22.5得点
クリッパーズのルー・ウィリアムズは、シックスマン賞に3度も輝いた大ベテラン。ベンチからの出場ながら直近2シーズン続けてリーディングスコアラーとしてチームを引っ張った。
彼が優先しているのは、チームの成功であり、個人スタッツを追い求めることではない。このオフにカワイ・レナードとポール・ジョージというリーグ屈指の2ウェイプレーヤーが加入した際に取った行動は、実にウィリアムズらしかった。
元NBA選手のマット・バーンズ、スティーブン・ジャクソンが司会の『Showtime’s “All the Smoke』に出演したウィリアムズは、新チームの主力になったレナードとジョージに送ったメッセージを明かした。
「2人とはこんな会話をしたんだ。『俺たちはどういう存在なのか、どういうチームなのかを理解しているつもりだ。たしかに、俺はこの2年リーディングスコアラーだった。でも、君たちがどういう選手なのか分かっている。俺は自分の場所に戻って、そこで輝くから問題ない。だから心配しないでもらいたい』とね」
2人の加入により、ウィリアムズのスコアリングにも影響が出ることも不安視されたが、レギュラーシーズン15試合を終えてキャリアハイに迫る平均22.5得点を記録。
3人が初めて揃って出場した11月20日のセルティックス戦でも、ウィリアムズがベンチからチーム最多の27得点、ジョージが25得点5リバウンド8アシスト、レナードが17得点6リバウンド3アシスト3スティール2ブロックと、スタッツからも何の問題がないことが分かる。
レナードとジョージが揃い、これから実戦でのケミストリーが生まれれば、クリッパーズはさらに強力なチームにレベルアップするだろう。その背景には、ダブルエースを立て、ベンチからのバックアップに専念するウィリアムズらベテランの力がある。
.@TeamLou23 was a bucket ᵃˢ ᵖᵉʳ ᵘˢᵘᵃˡ
? 27 PTS | 2 STL pic.twitter.com/5GANC6XhxL
— LA Clippers (@LAClippers) November 21, 2019