「これが当たり前だなんて思わない」
ロケッツのラッセル・ウェストブルックが、10月26日にホームで行なわれたペリカンズ戦で偉業を達成した。
ウェストブルックは、28得点10リバウンド13アシストを記録して今シーズン初のトリプル・ダブルをマーク。チームも126-123で、今シーズン初勝利をあげた。ウェストブルックの通算トリプル・ダブル数は139回となり、マジック・ジョンソンを抜いて歴代2位に浮上した。
3シーズン連続して平均トリプル・ダブルのウェストブルックにとって、トリプル・ダブルは日常茶飯事のように思われている。だが彼は、オールラウンドなパフォーマンスを実行するために努力を続けていることに誇りを持っている。
「最近では、トリプル・ダブルが普通のことのように思われているみたいだけれど、自分は誇りを持ってやっている。エネルギーも消費するし、犠牲にしていることだってある。毎試合で、高いレベルでプレーするために、コートの外でもしっかり準備しているんだ」
「今回のことは、自分にとって素晴らしい偉業でしかない。幼い頃は、まさか自分がNBAでプレーできる日が来るなんて思えなかったからね。それがこうして現在に至って、歴史に名前を残せたことに感謝しかないよ。だけど、これが当たり前だなんて思わない」
ウェストブルックに歴代2位の座を譲ったマジックも、Twitterで同選手を称賛した。
Congratulations to Russell Westbrook for passing me and having the 2nd-most triple-doubles in NBA history! https://t.co/y3KgYXsjJB
— Earvin Magic Johnson (@MagicJohnson) October 27, 2019
オスカー・ロバートソンが持つ歴代1位(181)の記録を目指すだけとなった現代の『ミスター・トリプル・ダブル』は、今後も総合力を生かして新天地での勝利に貢献していく。