ザック・ランドルフ

昨シーズンはキングスの方針を受け入れ未出場

大ベテランのザック・ランドルフは、トレーニングキャンプが迫った今も所属先が決まっていない。

7月に38歳になった現在もトレーニングを続け、NBAでチャンスが来るのを待っている彼は、第二の人生について考えていないわけではない。『Memphis Commercial Appeal』の取材を受けた際、ランドルフは「色々と動いていることもある。人生の次のフェーズに何をやりたいかを考えているんだ」とコメント。しかし、「第二の人生でやりたいことを考えるけれど、まだ引退していない」と、現役続行への意欲を示した。

ランドルフは、キングスに所属した2018-19シーズンは1試合にも出場しなかった。ケガをしていたわけではなかったが、キングスのGM、ブラデ・ディバッツから若手の育成を優先する方針であること、そしてランドルフには適さないアップテンポなスタイルを導入することを伝えられ、球団の考えを受け入れた。

ランドルフは、メンフィスに拠点を置く音楽レーベル『N-Less Entertainment』を運営し、メンフィスからラップシーンのスターダムにのし上がる才能を発掘しようとしている。ただ、今も練習を続けているため、バスケットボール選手としてのキャリアに終止符を打つ考えはない。

38歳ではあるものの、2017-18シーズンは59試合に出場して平均14.5得点6.7リバウンド2.2アシストを記録するなど、まだ力は衰えていない。NBAキャリア18年を迎える大ベテランならば、ロッカールームのリーダーにもなれる。

「あと数年はプレーしたい」と語ったランドルフにオファーが届くかどうか、今後の推移を見守りたい。