女子は中国が優勝し熾烈な1位争いが続く

3人制U23男女日本代表が参加している『FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2025 -アジア- (8月11日〜17日、中国・邯鄲)』は、15日に『STOP』と称される大会の4つ目が終了。女子は準優勝、男子は4位という結果だった。

今大会は中国・雄安で9月17日から開催される『FIBA 3×3 U23ワールドカップ2025』の出場権を懸けた戦い。6つのSTOPの優勝回数などをもとに総合成績を競い、最終的に総合トップとなったチームが出場権を獲得する。各STOPでは1位には100ポイント、2位には80ポイント、3位には70ポイントと、順位に応じてポイントが加算される。

女子日本代表はSTOP3が終了した時点で270ポイントの総合1位で、2位の中国は250ポイントで20ポイント差と肉薄の接戦を演じていた。男子日本代表は総合4位で後半戦となるSTOP4からの巻き返しに期待がかかっていた。

女子は予選プールでマレーシア相手に21-9、モンゴル相手に21-6と、ともにノックアウト勝利を収め、中国が待つ決勝へ進出。この試合で優勝を果たして総合2位の中国とのポイント差を広げたい日本は、序盤から中国に主導権を奪われる苦しい展開。踏ん張りたい中盤では連続失点を喫してしまい、最大9点差まで広げられてしまう。日本は上野心音が10得点の活躍を見せるが、巻き返すことができず15-21で準優勝となった。これによって日本には80ポイント、中国には100ポイントが加算され、総合のポイント数で中国に並ばれるが、総合1位をキープしている。

男子はSTOP1とSTOP2で6チーム中5位に終わったが、STOP3ではこのシリーズで初の決勝進出と徐々に調子を上げている。2大会連続の決勝進出を目指したいSTOP4の予選プール第1試合、総合順位2位のイランと対戦した日本は、1点リードの残り1分47秒からイランの猛攻を防ぐことができず18-21と逆転でのノックアウト負けを喫した。先に行われた試合でイランに勝利している中国との2戦目ではオーバータイムまでもつれ込む激戦を21-19で制し、各チームは予選プールを1勝1敗とした。決勝進出の条件は勝率で並んだ場合、総得点で争われる。3カ国間の総得点は日本が39得点、中国が40得点、イランが41得点とその差はわずかだったが、日本は惜しくも予選3位となり決勝進出を逃した。日本は上位のイランや中国を切り崩せず、総合4位と厳しい状況が続く。

STOP5日程
8月16日
17:10 女子日本代表(総合1位) vs マレーシア(総合5位)
17:35 男子日本代表(総合4位) vs イラン(総合2位)
19:00 女子日本代表(総合1位) vs 中国(総合2位)
19:25 男子日本代表(総合4位) vs モンゴル(総合1位)
20:00 女子決勝
20:25 男子決勝
※総合順位はSTOP4終了時点