前半のリードを最後まで守り切り、第1戦の課題を修正
Bリーグチャンピオンシップセミファイナル、広島ドラゴンフライズが先勝して迎えた、名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs広島ドラゴンフライズの第2戦。
ホームの名古屋Dは齋藤拓実、須田侑太郎、ティム・ソアレス、スコット・エサトンに加え、中東泰斗に代わりレイ・パークスジュニアが先発を務めた。アウェーの広島は中村拓人、山崎稜、アイザイア・マーフィー、ドウェイン・エバンス、ニック・メイヨが先発と第1戦と変わらない布陣で臨んだ。
エサトンのセカンドチャンスポイントで先制した名古屋Dが高確率な3ポイントシュートで先手を取る。軽快なパス回しから長距離砲を射抜くと、ターンオーバー奪取からアウトナンバーを作り、齋藤がトランジションスリーを決めるなど攻守が噛み合った。一方の広島は第1戦でゲームハイの21得点を挙げたケリー・ブラックシアー・ジュニアがアンスポーツマン・ライク・ファウルをコールされ、河田チリジがスクリーンでファウルを取られるなど悪い流れが続いた。こうして、7本中4本の3ポイントシュートを沈めた名古屋Dが27-17と大量リードを奪った。
第2クォーターに入り互角の展開が続いたが、広島は開始4分過ぎにエバンスが右足を負傷するアクシデントに見舞われた。丁寧にオフェンスを組み立てて食らいついていったが、終盤に連続で長距離砲を許し、37-51とビハインドを広げて前半を終えた。
第1戦に3-24とブラックアウトに包まれた名古屋Dにとって鬼門の第3クォーターを迎えたが、ソアレスの3ポイントシュートで先制し、さらにエサトンがワンマン速攻を決めて最高のスタートを切る。しかし、治療から戻りスコアラーモードとなったエバンスに、このクォーターだけで15得点を奪われて嫌な記憶が蘇る。それでも、中東がディープスリーを沈め、ドライブから最高のお膳立てをするなど躍動し、悪い流れを断ち切ったことで69-57とリードを維持して最終クォーターを迎えた。
ファーストポゼッションでエバンスに3ポイントシュートを決められ、いきなり点差を1桁に戻されたが、齋藤とのコンビネーションからエサトンが連続得点を挙げて流れを渡さない。その後、一進一退の攻防が続き7点差で残り3分を切った。残り1分37秒、中村にドライブを許し、ついに2ポゼッション差とされたが、集中力を切らさずに最後まで粘り強いディフェンスで失点を最小限に抑え、84-77で勝利した。
名古屋Dはエサトンがチームハイの18得点を挙げ、パークスジュニアが14得点、ソアレスが14得点、ジョシュア・スミスが10得点で続いた。また、ボールがよく回ったことで3ポイントシュート成功率は35.3%(12/34)と最後まで落ちなかった。
これでシリーズは1勝1敗となり、ファイナル進出は運命の第3戦に持ち込まれた。
#齋藤拓実 から #スコット・エサトン のダンク💪
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— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) May 19, 2024
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