「一つにまとまり、粘り強くチームとして戦い続けたことを誇りに思う」

現地27日、ナゲッツはアウェーでクリッパーズと対戦した。今月上旬から欠場が続くジャマール・マレーに加えニコラ・ヨキッチ、アーロン・ゴードンと中心選手3人が不在の中、ナゲッツはレジー・ジャクソンとディアンドレ・ジョーダンというかつてクリッパーズに在籍していた選手の大暴れにより113-104で勝利した。

試合は互角の展開で前半を終えるが、第3クォーターに入るとナゲッツはオフェンスに急ブレーキがかかる。リバウンドを取りセカンドチャンスを多く生み出したが、このクォーターでフィールドゴール28本中8本成功にとどまり、19得点。クリッパーズに11点のリードを許してしまう。

だが、第4クォーターに入ると、このクォーターだけで13得点5アシストのジャクソンに牽引されてオフェンスが大爆発。フィールドゴール17本中12本成功と驚異的な成功率でシュートを決め、36-16のビッグクォーターを作り出し見事な逆転勝利を収めた。

勝利の立役者となったジャクソンはフィールドゴール19本中15本成功の35得点13アシスト5リバウンドの大暴れ。「間違いなく、これまでで最も甘美な勝利の1つだよ」と喜びを語り、この1勝が持つ意味の大きさを強調する。

「中心選手がいない中、チームとして素晴らしい勝利だった。一つにまとまり、粘り強くチームとして戦い続けたことを誇りに思うよ」

ジャクソンが「甘美な勝利」と表現したのは、彼にとって古巣のクリッパーズは良い面、悪い面の両方で思い出深いチームであることも影響しているのかもしれない。

2019-20シーズン途中にクリッパーズに加入したジャクソンは、翌20-21シーズンのプレーオフで19試合出場、平均17.8得点と活躍。カンファレンス決勝進出に大きく貢献し、2021-22シーズンには75試合出場で平均16.8得点、4.8アシストと結果を積み重ねてきた。しかし、限られたスター選手以外の序列がすぐに下がることはNBAでは日常茶飯事。昨シーズン、ジャクソンの重要度は一気に下がり、途中に2月メイソン・プラムリーの指名権を絡めたトレードでホーネッツに放出されたが、若手中心で再建モードのホーネッツに居場所はなく、すぐに放出され現在に至る。

昨シーズンは、ナゲッツにうまくフィットできなかったジャクソンだが、今シーズンはここまで18試合出場で平均12.8得点、4.5アシスト、3ポイントシュート成功率40.6%と見事なプレーを続けている。

また、この試合では同じく元クリッパーズのジョーダンも21得点13リバウンド5アシストの大暴れだった。ナゲッツのマイケル・マローンヘッドコーチは、「これからレジー・ジャクソンには、毎試合クリッパーズと戦うような気持ちでプレーするようにと話すことにチャレンジする」と冗談を言いながらジャクソンを絶賛した。

そして、マローンはジャクソンがいかにチームにとって大きな存在になっているのか強調する。「この夏、彼はずっとチーム施設にいて、若い選手たちと一緒に汗を流した。そして、長年の経験で得た知恵を若手に授けてくれていた。今ジャマール・マレーが故障でいない中、レジーが代わりにチームを引っ張ってくれている。彼はとても高いレベルのプレーを見せている」

自分を信頼してくれる指揮官の下、ジャクソンは本来の輝きを取り戻した。このようなチーム力の高さによって、ナゲッツは主力の故障があっても勝利を着実に積み重ねてられている。