残留5人と再び再建モード、カギを握るのはチーム力の成熟か

再起をかけて大幅なテコ入れを敢行したものの、18勝42敗と最後まで残留争いに加わってしまったバンビシャス奈良。すんでのところで降格を回避し、このオフも再建モードで巻き返しを図る。

継続選手は外国籍も含めて5人のみだが、B2クラブからの移籍組の本多純平(ライジングゼファーフクオカ)、石井峻平(愛媛オレンジバイキングス)、栗原翼(アースフレンズ東京Z)は前所属チームでは中心として活躍していたため即戦力と言える。B1クラブから移籍してきた笠井康平(宇都宮ブレックスから移籍)と林瑛司(ファイティングイーグルス名古屋から移籍)は光るものがありながら多くの出場機会に恵まれなかったため、新天地で力を発揮して欲しいところだ。そして、何といっても今オフ1番の話題は小野秀二ヘッドコーチの就任。数々のチームで指揮官を歴任したビッグネームに采配を託し、低迷期からの脱出を目指す。

昨シーズンはやりたいバスケの色が出せずに終わってしまった印象だったこともあり、自分たちの強みをしっかりと見極めて新シーズンに臨みたいところ。個の力でアドバンテージが取りにくい正攻法のロスターなため、真っ向勝負となった時のチーム力がポイントとなる。有望な若手選手もいるため、シーズンを通じた成長に期待したい。

所属選手一覧

『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

本多純平
2019-20シーズン以来、4シーズンぶりの奈良復帰となる。前回所属時には大部分の試合で先発を務め看板選手として活躍していただけに、本多の復帰は低迷するチームにとって大きな追い風となるだろう。本多自身も昨シーズンは思い描いた通りの活躍とは言えないシーズンだったため、古巣での爆発に期待したい。

【注目選手】

柳川幹也
広島ドラゴンフライズからの期限付移籍でプレーした昨シーズンは、60試合中52試合で先発出場し、不動のスタメンガードとしてチームに定着。スピードを生かしたプレーとアグレッシブなディフェンスで流れを引き寄せる。今シーズンから完全移籍となり、最年少ながら副キャプテンも務めるなど、さらに期待がかかる。

シェイク・ムボジ
昨シーズンは平均13.0得点、8.6リバウンド、1.7ブロックとインサイドの要として活躍。今シーズンもキーマンとなるのは間違いないだろう。新加入のシャキール・ハインズとは2021-22シーズンに西宮ストークス(現・神戸ストークス)でプレーしているため、シーズン序盤から連携の良さにも期待できる。

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