ウォリアーズ

イグダーラについては開幕戦を欠場予定と語る

ウォリアーズの指揮官スティーブ・カーは、ここまでプレシーズンゲームに出場していないクレイ・トンプソンとアンドレ・イグダーラの状況を明かした。

トンプソンは2度の大ケガを乗り越えて昨シーズン途中に復帰し、チームの王座奪還に貢献した。しかし、2020年のオフシーズン中にスクリメージで右アキレス腱を断裂した時のショックから、本人曰くメンタルブロックのような状態に陥っているという。そのため、今オフはピックアップゲームなど実戦形式のトレーニングをやっていないと公表していた。

カーは現地11日のプレシーズンゲーム前の会見で「これこそ私たちのパフォーマンスチームが気にしていることだ。彼らは(チーム練習が始まった)最初の数日間のクレイを見て、この問題を認識した。この件については慎重にならないといけない」と、トンプソンのメンタルケアについて語った。

その上で、トンプソンの調整は順調に進んでいると続ける。「良いニュースとして、彼はここ数週間に渡って素晴らしい時間を過ごしている。今日はスクリメージ練習にも参加した。彼はより強い気持ちを持ち、開幕への準備を行っている。ただ、私たちは引き続き慎重な姿勢であり、彼の準備ができたと確信できた時に試合で起用する」

一方、今オフに現役続行か引退で悩んだ末に9月下旬に入ってウォリアーズと再契約を結んだ38歳のイグダーラは、調整不足からスクリメージ練習に参加していない。彼がいつ試合に出場できるコンディションになるのか不透明だが、開幕戦には間に合わない様子だ。カーは言う。「彼は開幕戦でプレーする準備はできていないが、私たちはより大きな視点で見ている。レギュラーシーズンは82試合あり、私たちは彼がより長く健康でいてほしいと思っている」

昨シーズンのイグダーラは故障を繰り返し、レギュラーシーズンの出場はわずか31試合、プレーオフも7試合の出場に終わっており、首脳陣はコンディション面を見ながらこちらも無理はさせない意向だ。