「それは学習期間で、忍耐力の試練だった」とリハビリ期間を振り返る
ナゲッツのジャマール・マレーは、2021年4月13日のウォリアーズ戦の終盤でトップスピードからシュートしようと踏み切った際に、左膝の前十字靭帯断裂の大ケガを負った。2020-21シーズンのプレーオフを含めた残り試合だけでなく、2021-22シーズンも全休となった。
マレーは長いリハビリ期間について「それは学習期間で、忍耐力の試練だった」と『HoopsHype』のインタビューで語った。「すべての出来事には理由がある。僕はこの経験を通じて多くのことを学んだし、元の場所に戻ることに興奮しているよ」
ケガを負った2020-21シーズンのマレーは、48試合に出場して、キャリアハイとなる平均21.2得点、3ポイントシュート成功率40.8%、1.3スティールに加えて、キャリアハイタイの4.8アシストを挙げて、大黒柱のニコラ・ヨキッチとともにチームを牽引した。マレーは「復帰後にチームに何をもたらすか?」と問われると、「チャンピオンシップへのマインド、勝利への姿勢、そして全員のプレーレベルを上げることだ。それが僕が一番得意なことだからね」と答えた。
今オフのナゲッツは、ウィザーズとのトレードでウィル・バートンとモンテ・モリスを放出し、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープとイシュ・スミスを獲得すると、フリーエージェントでブルース・ブラウン、ディアンドレ・ジョーダンを獲得した。
マレーは新シーズンに向けて「僕たちは新しいチームになったから、どうなるかは分からない」と正直に話しつつも「ヨキッチと僕が多くの仕事をこなすことにはなると思う」と続けると、2シーズン続けてMVPを獲得した相棒のヨキッチをこう称えた。「誰もが知っていることだけど、彼は信じられないような選手だ。MVPを3シーズン連続で受賞するかもしれない」
まずはマレーが再びNBAのコートに立つ日を、そして新シーズンのナゲッツがどんなバスケットを見せてくれるか注目だ。