直近では2年連続でB2の3ポイントシュート王に輝く

アルティーリ千葉は10月29日に記者会見を開き、大塚裕土が現役引退を表明したことを発表した。

北海道出身、現在38歳の大塚は188cm87kgのシューティングガード。東海大卒業後にリンク栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)の下部組織であるTGI D-RISEでプロキャリアをスタート。2012年にはbjリーグの宮崎シャイニングサンズからドラフト指名を受けて加入した。経営難に陥った宮崎から2012年に秋田ノーザンハピネッツに移籍して3シーズンを過ごした後、日立サンロッカーズ東京・渋谷(現・サンロッカーズ渋谷)に活躍の場を移す。以降、Bリーグのクラブを渡り歩き、2シーズン在籍した川崎ブレイブサンダースでは天皇杯優勝を果たすなど輝かしいキャリアを築いてきた。

A千葉が創設された2021年にチームに加入。不動のキャプテンとして精神的にもチームを牽引するほか、プレー面では2023-24シーズンから2年連続でB2の3ポイントシュート王に輝くシュート力でチームを支え、昨シーズンには念願のB1昇格を果たした。今シーズンは第6節が終了した時点で6試合に出場し、平均出場時間22.46分のプレータイムで1.0得点、0.2アシスト、3ポイントシュート成功率は40%を記録している。

大塚は同日行われたアルバルク東京戦の後、引退に関する記者会見を実施し「アルティーリに創設から関らせいただき、アルティーリで引退するんだろうなるだろうとは常々考えていました」とコメント。「自分はこのクラブで終えたい、このクラブで今までで学んできたすべてのことをクラブに還元したいと思ってきたので、このクラブで引退することを決めて、こうやって皆さんの前で発表できたことは本当に幸せですし、感謝しています」と語った。

大塚は11月5日の群馬クレインサンダーズ戦の試合後、ファンに向けてあいさつを行う。