
「純粋にバスケットボールを楽しむことができた」
琉球ゴールデンキングスは6月13日、伊藤達哉が契約満了により退団することを発表した。なお、伊藤はすでに移籍先が決まっており、後日移籍先から発表される。
千葉県出身、現在29歳の伊藤は173cm72kgのポイントガード。東海大を経て2017-18シーズンに京都ハンナリーズでプロキャリアをスタートさせ、大阪エヴェッサ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに在籍した。琉球に移籍した今シーズンは、開幕戦で右肘の靱帯を痛めて戦線離脱したものの、レギュラーシーズンで41試合に出場し、平均11.53分のプレータイムで3.2得点、1.4リバウンド、2.3アシストを記録。復帰後は、シーズンをかけて故障者が相次いだ琉球の危機を救う活躍を見せた。
伊藤はクラブを通して以下のようにコメントしている。「キングスに関わるすべての皆さま。今シーズン、僕を受け入れてくれて、シーズンを通してどんな状況でもたくさんの応援を本当にありがとうございました。『自分らしさ』を取り戻すと言ってキングスに加入し、その目標も、この濃すぎるワンシーズンの中で達成できたと思っています。これも、キングスファンの皆さまが作り出す独特の雰囲気の中でプレーさせてもらい、純粋にバスケットボールを楽しむことができたからだと思っています。ただ、王座奪還のピースになることができず、そこだけが悔いとして残りますが、移籍しても自分らしく、またあの舞台を目指して頑張っていきます!これからも応援してもらえたら嬉しいです。1シーズンという短い間でしたが、たくさんのガソリンをありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!」
■琉球2024-25シーズンロスターの契約状況(2025年6月13日10時時点)
【継続】脇真大 、岸本隆一
【退団】植松義也、伊藤達哉
【未発表】ヴィック・ロー、荒川颯、ケヴェ・アルマ、松脇圭志、崎濱秀斗、ウィタカケンタ、小野寺祥太、ジャック・クーリー、平良彰吾、アレックス・カーク