「ハードワークすることが僕の持ち味」
群馬クレインサンダーズは今日、東海大4年、八村阿蓮の入団記者会見を行った。
八村は198cmのパワーフォワード。仙台大学附属明成から東海大へ進学した八村は、千葉ジェッツへの入団が決まっている同期の大倉颯太ともに1年生から主力として活躍して2018年と2020年のインカレ優勝に貢献している。今年のインカレは準優勝に終わったものの、八村は最優秀選手賞を受賞した。昨シーズンはサンロッカーズ渋谷で特別指定選手として10試合に出場した。
群馬の吉田真太郎GMは「1年前ぐらいから、すごく良い選手だなとチェックしていました」と、八村獲得の経緯を語った。「非常に身体が強い選手でアグレッシブにプレーします。走力もありますし、シュートも上手い。非常に賢い選手だと思っていたので興味を持っていました」
そして、吉田GMは獲得の決め手となった要因を2つを挙げた。「一つは、目標を聞いたら『兄と日本代表で一緒にプレーしたい、日の丸を背負って戦える選手になりたい』と純粋に言っていて、学生ながら明確な目標を持っている印象を受けました」
「もう一つは、彼と一緒にいるとすごく居心地が良くて、性格も良くて、すごく好青年の印象を持ちました。そこからは是非、群馬に来てくれと強くアピールをさせていただきました」
その八村自身は、群馬への加入を決めた理由を「僕のことを一番必要としてくださったのがすごく第一印象としてありました」と語る。「新しいことにすごくチャレンジするチームですし、吉田GMも『新しいことをチャレンジしたい』とおっしゃっていました。プロ生活の最初のチームなので、チャレンジすることがすごく大事だと思い、群馬に入団することを決めました」
そのチャレンジの一つに、八村はポジションアップを挙げる。大学では4番でプレーしていた八村だが、Bリーグでの戦い、そして日本代表を見据えた時に、3番でのプレーが必要になると言う。「群馬では大学と違うポジションをやることがあると思います。4番はゴールに背を向けてプレーしますが、3番はゴールに正対してプレーするので難しいと思いますけど、3番になるために3ポイントシュートやドライブとかのスキルが必要だと思うので身につけたいです」
今シーズン、B1初昇格となった群馬は現在10勝9敗で東地区7位にいる。八村は新天地での意気込みをこう語った。「ハードワークすることが僕の持ち味だと思うので、持ち味をしっかり生かしてチームの勝利に貢献したいです」
「2024年にパリ五輪がありますが、そこで代表に入れるように群馬でスキルも心も成長できたらいいなと思っています」
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