ボール、ロジアーと強力なバックコート陣を築くことに
ホーネッツとケリー・ウーブレイJr.が約2500万ドルの2年契約で合意したと『ESPN』が報じた。
ウーブレイJr.は今シーズン開幕前にサンズからウォリアーズに加わった、NBAキャリア6年目の25歳。対人のディフェンス能力に優れ、クイックネスとシュート力を兼ね備えたシューティングガードで、シーズン全休となったクレイ・トンプソンの穴を埋める働きを見せるなど、フリーエージェント選手の中でも注目を浴びていた。
開幕当初こそチームにフィットするのに苦労したが、その後はシュートタッチも安定し平均15.4得点、6.0リバウンド、1.3アシスト、1.0スティールを記録した。しかし、左手首の靭帯を断裂し、シーズン終盤戦を欠場していた。
ウォリアーズにとってウーブレイJr.は貴重な戦力だったが、新シーズンはケガから復帰する見込みのトンプソンのバックアップに回ることになる。ウーブレイJr.は以前、「ベンチからより先発の方が活躍ができる」と語り、先発出場を強く望んでいたため、折り合いがつかずにホーネッツへの移籍を選んだ。
昨シーズンのホーネッツは育成の年と見られていたが、中盤戦まで東カンファレンス上位につけるなど、サプライズチームの一つとなった。新人王を受賞したラメロ・ボール、チームハイの平均20.4得点を挙げたテリー・ロジアー、そしてベテランのゴードン・ヘイワードが中心のチームだが、2ウェイプレーヤーのウーブレイJr.が加わりよりバランスが良くなったことで、新シーズンは間違いなくプレーオフ争いに絡んでくるはずだ。