マーカス・モリス

エイトンとのマッチアップについて「これまでの2シリーズが良い準備になった」

クリッパーズのマーカス・モリスは、現地28日に敵地で行われたサンズとの西カンファレンスファイナル第5戦で22得点3リバウンド2アシストを記録し、116-102での勝利に貢献した。

モリスはフィールドゴール16本中9本を成功させ、出場していた間の得失点差を表すプラスマイナスでも、ゲームハイとなったレジー・ジャクソンの+21に次ぐ、+20をマークした。サンズのビッグマン、ディアンドレ・エイトンとマッチアップする機会が多かったモリスは、第4戦で19得点22リバウンドの大活躍だった彼を10得点11リバウンドに抑えてみせた。特にエイトンのオフェンスリバウンドを3本に抑えられたのは、クリッパーズにとって大きかった。

モリスは試合後の会見で「彼は若くて、素晴らしい才能の持ち主」とエイトンの力を称えたが、「でも、これまでの2シリーズで(ルディ)ゴベア、ボバン(マリヤノビッチ)、(クリスタプス)ポルジンギスとマッチアップしていたのが、良い準備になった」と続けた。

第5戦を制したクリッパーズは、これでホームで第6戦を行う権利を得た。モリスは今シリーズについて「ここ数試合は、どちらが勝っていても不思議ではなかった。ウチが3勝1敗、3勝2敗にしていたとしてもおかしくない展開だった」と言う。

そして、第5戦でのパフォーマンスを「このシリーズで最高の状態」とも語った彼は、この試合でプレーオフでのキャリアハイとなる41得点を記録したポール・ジョージの活躍を喜んだ。

「彼が選手としてチームを引っ張ってくれるのはうれしい。今日だって41得点に16リバウンドを記録して、ほぼトリプル・ダブルの活躍だった。彼についていろいろと言われているけど、周りは普段の彼を知らないし、彼がどれだけ努力しているかも知らない。彼がチームを引っ張ってくれてうれしいよ」

この日もカワイ・レナードは欠場し、イビツァ・ズバッツも負傷により離脱するアクシデントが重なった。モリスは過酷な日程による影響についても触れたが、「いちいち考えていられない。まだ試合は残っているんだ。食事をして睡眠を取って、それでプレーするだけ」とコメントした。