アデトクンボはフィールドゴール成功率100%の35得点
現地3月7日にアトランタで開催された第70回NBAオールスターゲームは、チーム・レブロンが先に『ファイナルターゲットスコア』に到達し、チーム・デュラントを170-150で下した。
オールスターゲームのフォーマットは昨年と同様で、第1クォーターから第3クォーターまでは0-0からゲームをスタートし、12分間で勝敗を決する。第4クォーターでは『ファイナルターゲットスコア』が設定され、どちらかのチームがその点数に達するまで、時間無制限で争われる。この最終目標得点は、第3クォーターまでの合計得点が多いチームの得点に、コービー・ブライアントが現役最後の10年間着用した背番号『24』を足した数字が設定される。
チーム・レブロンのスターターとして出場したステフィン・カリーは、試合前に行われた3ポイントシュートコンテストでウォームアップを済ませていたため、試合序盤からシュートタッチが良く、前半だけで5本の3ポイントシュートを成功。カリーは同じポイントガードのクリス・ポールのアリウープをアシストするなど、得点以外のプレーでもチームを盛り上げた。
同じくチーム・レブロン先発のヤニス・アデトクンボも序盤から豪快なダンクなどでオフェンスを牽引。第1クォーターから第3クォーターまでチーム・レブロンが勝利を収め(40-39、60-41、46-45)、『ファイナルターゲットスコア』は第3クォーターまでにチーム・レブロンが記録した146点にコービーの背番号24を加えた170点に設定された。
第4クォーターに入ると両チームのディフェンス強度が上がり、試合の雰囲気もお祭りムードからやや真剣モードに変わる。有利な立場にいたチーム・レブロンは、ポール・ジョージやカリーの3ポイントシュートで順調に加点し、167点に到達。あと3ポイントシュート1本で勝敗が決する状況になると、チーム・レブロンはデイミアン・リラードがハーフライン付近からの超ロング3ポイントシュートを成功させ、勝負を決めた。リラードはウィニングショット成功後、カメラに向かって『デイム・タイム』のポーズでアピールしてみせた。
コービーの名前が冠されたオールスターゲームのMVPには、フィールドゴール16本すべてを成功させ、35得点7リバウンド3アシストを記録したアデトクンボが選出された。アデトクンボは「チームメートも楽しんでいたからうれしかった。MVPは息子のために獲得したよ」とコメントし、今年の球宴を締めくくった。