名古屋ダイヤモンドドルフィンズは初の連敗、それでも笹山貴哉は前向き「早い段階で千葉さんと戦えたのは良い経験」

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは初の連敗、それでも笹山貴哉は前向き「早い段階で千葉さんと戦えたのは良い経験」

2020/10/27
笹山貴哉

「連携が取れるようになれば、もう一つ上に行ける」

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは5勝2敗と白星が先行していたが、千葉ジェッツに敗れ今シーズン初の連敗を喫した。

特に第2戦は終盤に集中力が切れ、23点差の大敗を喫した。今シーズンからセカンドガードとしてプレーするようになった笹山貴哉は「個人の力の差だと思います」と敗因を語る。「40分間タフに戦うメンタルとシュート力の差です。崩せている場面もありながらノーマークのシュートを外しています。千葉さんはしっかり決めていて、そこで離れてしまいました」

強力なインサイド陣を擁する千葉を相手に、ジェフ・エアーズとジャスティン・バーレルの2人しか外国籍選手がいないことも影響した。ただ笹山は「僕たちでカバーできる部分があったのではないか、やれるべきことがあったはず。もっと戦えたんじゃないか」と、いない選手のことを嘆きはしなかった。

チームは敗れたが、笹山自身のパフォーマンスは決して悪くなかった。25分弱の出場でバーレル、エアーズに次ぐ11得点を記録。ガード陣へ激しい圧力をかけてくる千葉のディフェンスに対して受け身にならず、縦に割りフローターシュートを次々と沈めた。指揮官の梶山信吾も「ショウディフェンスに対して、怖がらずにペイントアタックし続けなさいと話をしました。ペイントアタックの意識があったのは今日は笹山と木下(誠)くらい」と、名前を挙げていた。

笹山貴哉

「さらに上のパフォーマンスを出さないと勝てない」

齋藤拓実と狩野祐介、エアーズと実績のある選手を獲得したことで、名古屋Dの戦力は増したと言える。5勝4敗と勝ち越してはいるが、既存戦力の充実ぶりを考えれば、もっと上の位置にいてもおかしくはない。さらに上を目指すためには外国籍選手との連携を高める必要があると笹山は言う。

「ペリメーター陣はもっとダイブしてほしいと意思表示をしましたが、今日に限ってはジェフがアウトサイド中心になってしまいました。その時点でコミュニケーション不足だと思います。(レオ)ライオンズ選手が加わったら、バーレルやジェフの役割も変わってきます。もっと柔軟に連携が取れるようになれば、チームの選択肢も増えて、もう一つ上に行けると思っています」

千葉に連敗したことは痛いが、梶山ヘッドコーチが「現在地がよく分かった」と語ったように、シーズン序盤で東地区の強豪と対戦した経験は貴重だ。笹山も「早い段階で千葉さんと戦えたのは良い経験になった」と語り、ネガティブな雰囲気はない。

「今いるメンバーでのベストは出していますが、東地区の強豪に勝つためにはさらに上のパフォーマンスを出さないと勝てない」。その『気付き』を得たことが何よりも収穫であり、名古屋Dが真の強豪へと生まれ変わるきっかけとしなければならない。

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