U-16アジア選手権で日本代表は連勝スタート、トランジションバスケでインド撃破

2018/04/04
日本代表
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文=鈴木健一郎 写真=FIBA.com

ベンチからの出場で22得点、田中力が試合を変えた!

U-16アジア選手権の2日目、日本代表がインドと対戦した。対戦相手のインドは韓国との初戦を71-92と落としているが、208cmの選手を2人揃えるサイズのあるチーム。

立ち上がり、日本はこの高さとウイングスパン、そしてガード陣がリスク覚悟でスティールを狙うアグレッシブな守備に面食らい、5分で5-8とビハインドを背負う。先にタイムアウトを取ることにはなったが、ここで投入されたセカンドユニットが流れを変えた。早々に出番を得た田中力がタフショット気味のペリメーターシュートをきっちり決め、河村勇輝がファストブレイクで続き、ベンチから出た2人で反撃開始。残り1分を切って河村のスティールからの速攻で田中が得点し、17-17と追い付いて第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入ると相手の長身選手を徹底したダブルチームでエンドラインに押し込んで封じ、トランジションオフェンスを展開。最初のプレーで田中がドライブで切り込んでレイアップで得点すると、ここから4分弱で15-2のラン。ここでも強気のボールプッシュを貫いた河村、強気のアタックを繰り返す田中の2人がインドを守勢に回し、流れを呼び込んだ。

田中がベンチに下がった後も河村は引き続きクイックネスでインドの守備を振り回し、走り勝つことでイージーシュートのチャンスを次々と作り出して第2クォーターを36-12と圧倒。立ち上がりこそ苦戦したが、前半だけでファストブレイクポイントは21-4、アシストは14、10のスティールを奪ってターンオーバーからの得点は17(失点はゼロ)と大差を付けた。

208cmの長身2選手を擁する『曲者』インドに対応

53-29で迎えた第3クォーターに主役となったのは富永啓生。前半も2本決めていた3ポイントシュートを後半開始から3本連続で決めて62-29に。これで勝負はほぼ決してしまった。富永はこのクォーターだけで5本の3ポイントシュートを決め、ゲームハイの27得点を記録している。

ディフェンスも機能した。インドは長身の2人にボールを託すが、日本はすぐにダブルチームでゴール方向を向かせない。高さはあっても技術はなく、2人がかりでプレッシャーを浴びせられるとトラベリングやオフェンスファウル、苦し紛れのパスを奪われるなどミスを連発。またインドは選手層が薄く、第3クォーターまで控え選手の得点が生まれなかった。こうして日本は第2クォーターに続く34-14のビッグクォーターとし、87-43と大量リードを奪った。

楽勝ペースの最終クォーターはタイムシェアしながら、それまでプレータイムの少なかった選手も持ち味を発揮。終わってみれば12選手が全員出場、全員得点で109-57の快勝となった。

今日はグループリーグ最終戦の韓国戦。韓国はインドに21点差、レバノンに30点差で大勝している。勝ったチームがグループリーグ1位通過。決勝トーナメントの対戦相手、さらにはスケジュールの面でも1位通過が大きく有利。まずはここが一つのヤマとなる。