写真=Getty Images
リーグ8位の平均39得点を記録するセカンドユニットの中心
シーズン序盤にヘッドコーチが解任され、再スタートを切ったサンズ。少しずつではあるが状態も上向き始めている。
一つ疑問に思うのが、2年目のドラガン・ベンダーの起用法だ。ベンダーは、今シーズン全試合にベンチから出場しているのだが、ベンチからコンスタントに得点を決めており、直近10試合では3ポイントシュート成功率45.2%と絶好調。チームは11月28日のブルズ戦に勝利し連敗を脱出したが、好調なベンダーを先発に抜擢すべきではないか、という意見も出始めている。
それでも暫定ヘッドコーチのジェイ・トリアーノは、ベンダーを先発に起用していない。タイソン・チャンドラーかグレッグ・モンローの起用に固執しているとの意見が出る中、起用法について『Arizona Republic』がトリアーノに直撃。すると、トリアーノは「ベンダーの先発起用を考えたことがないわけではないが、彼は今の役割で非常に上手く成長している」
トリアーノの主張通り、サンズのセカンドユニットは、現在リーグ8位となる1試合平均39得点を記録している。このユニットに下手に手を入れてバランスが崩れれば、さらにチームの不調が続く危険性もある。
若いベンダーとしては先発でプレーしたい気持ちもあるだろう。もし再び連敗が続くようなら、1年目の昨シーズンにぶつかったNBAの壁を克服しつつあるベンダーに大きなチャンスがやって来るかもしれない。