ホーム開催に有利、不利はない?
今シーズンのレイカーズはオールスターブレイクに入るまでほぼ全期間、西カンファレンスの首位を守ってきた。このままプレーオフに進出できれば第1シードとなり、ホームコートアドバンテージを獲得できる。
だがレブロン・ジェームズはレギュラーシーズンの順位にそこまでこだわっていない。
「(ホームコートアドバンテージについて)チームで話すことはない。プレオ-オフに出てくる西カンファレンスのチームならどこでもアウェイで勝てる力を持っている。もちろん、ホームのファンの前で試合ができるように全力を尽くす。敵地で応援してくれるファンもありがたい。ただ、結局は毎試合自分たちの試合だと思ってプレーしなければならないんだ」
レブロンはかつて8年連続でファイナルに出場していたが、そのうちNBAファイナルでホームコートアドバンテージがあったのは2年だけ。ヒート時代の2011年はアドバンテージがありながら敗退し、2012年はアドバンテージなしで優勝した。また、2013年はアドバンテージありで優勝し、2014年はアドバンテージなしで敗退している。
キャバリアーズ時代は4回ファイナルに出場したが一度もファイナルでホームコートアドバンテージを得られなかった。4年連続でウォリアーズと対戦し、1度しか優勝していない。プレーオフでは2014-15シーズンから2017-18シーズンまでトップシードだった年も、そうでなかった年もファイナルへ進出している。
つまり、レブロンにとってはプレーオフでのホームコートアドバンテージはそれほど重要ではないということだ。今年のレイカーズに関しても「なるようになる」とだけコメントした。
ホームのファンの後押しが力になることは多々ある。だが、アウェーの環境のほうが力を発揮しやすい選手がいることも事実。レブロンが言うように、「自分たちの試合だと思ってプレーする」ことが最も重要なのだろう。