「勝利をもたらす新たなエネルギーを与えてくれる」
新シーズンから熱狂的ファン向けの座席エリアを設置するスパーズが、そのエリアで応援することを認めるファンの選考会を現地9月14日に行うと発表した。暫定的に『サポーターズ・セクション』と名付けられたこの区画では、欧州プロバスケットボールのコアサポーターのように、試合中常にチャントを歌う、太鼓を叩く、チームフラッグを振るといった応援が認められる。
この新たな試みには、フランス出身の看板選手ビクター・ウェンバニャマも構想段階から携わっている。14日の選考会にも訪れる予定のウェンバニャマは、「以前から構想はあり、それを実現する時がきた」と語り、次のように期待を寄せている。
「この熱狂的なグループが持っている力のすべてを発揮してくれれば、間違いなくチームの勝利に貢献してくれる。レギュラーシーズン41試合のホームゲームにおいて、彼らは第4クォーターで僕たちを後押しし、勝利をもたらす新たなエネルギーを与えてくれる」
このグループに加入するための条件は、ホームゲームの最低75%以上に来場し、チャントやグループの行う儀式に参加し、情熱と対戦相手への敬意を持って応援すること。セクションの正式名称は選抜されたメンバーの投票によって決まる。
NBAでは接戦での試合終盤など、ここぞの場面を除けば着席して観戦するのが一般的だ。その中で昨シーズンに開業したクリッパーズの本拠地『インテュイット・ドーム』が、ゴール裏に『ザ・ウォール』と呼ばれる熱狂的なクリッパーズファンのみが観戦できるエリアを作ったことが話題となった。スパーズのプロジェクトが、チームの勝敗やビジネス面でどのような効果をもたらすのか興味深い。
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