アンドレ・イグダーラ

「ジミー・バトラーの全盛期を無駄にしない」

2019-20シーズン開幕をグリズリーズのメンバーとして迎えたアンドレ・イグダーラは、自らの意思でプレーすることを拒み、強豪への移籍が決まるのを待った。そして、東カンファレンスのヒートがトレードを持ちかけ、大ベテランの獲得に至った。

2月7日、ヒートの球団社長、パット・ライリーが電話での取材に応じ、イグダーラを獲得するまでの経緯、チームにもたらしてくれるポジティブな影響などについて語った。

「彼は優勝経験者で素晴らしい選手だが、7カ月もプレーしていなかった。その点に関しては入念に調べる必要があった。それでも良い結果が出ると期待して、彼について複数の人物の意見を参考にしつつ我々も分析した結果、彼はエリートレベルの選手という結論に至った。エリートレベルのディフェンダーで、Assist to Turnover Ratio(アシストの回数をターンオーバーの回数で割ったもの)でも優れた数字を残している。つまり、彼の力が優れているのは明白で、たった7カ月程度で失われるものではない」

「彼の現在の体重は99kgほどで、体脂肪率も6%と聞いている。コンディションは問題ない。試合勘を取り戻す必要はあるが、チームを助けてくれると思っている。だからこそ、我々は彼の獲得に動いた」

ライリーは、グリズリーズ、ティンバーウルブズとの3チーム間トレードで放出したジャスティス・ウィンズロウ、ディオン・ウェイターズ、ジェームズ・ジョンソンの功績に感謝しつつ、今シーズンからエースとしてチームを引っ張るジミー・バトラーの全盛期を無駄にするつもりはないと断言。今後も積極補強を行うことを約束している。

「私は今を大事にする人間だ。歩みを止めないし、これから急ぐ必要がある。優勝を狙えるチームにしてみせる。ジミー・バトラーの全盛期を無駄にしないためにも、今後1、2年の間に必要な選手を獲得する。できるだけのことをやるよ」