写真=Getty Images
レブロン、カーメロ、ウェイドの『揃い踏み』は実現せず
サンダーへのトレードでようやく結末を迎えたニックスとカーメロ・アンソニーの『メロ・ドラマ』。24日にアンソニーがオクラホマシティに到着すると、空港には多くのサンダーファンが出迎えた。そして25日にはサンダーのメディアデーに新たなチームメートともに登場。リラックスした表情で取材に対応した。
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— OKC THUNDER (@okcthunder) 2017年9月25日
一方でニックス側がアンソニーを手放した背景も明らかになっている。アンソニーがサンダーとともにトレード先として認めたキャバリアーズとの交渉も進められていたことが『Cleveland.com』により報じられた。ニックスはキャブズに対し、トリスタン・トンプソンと2018年ドラフト1巡目指名権という交換条件を提示。しかし、キャブズに先発センターを放出する考えはなく、この交渉はまとまらなかった。
かくしてニックスは、エネス・カンター、ダグ・マクダーモット、ドラフト2巡目指名権という条件を提示したサンダーの話に乗ったというわけだ。
もしキャブズがトンプソンを放出してまでアンソニーを獲得していたら、レブロン・ジェームズ、アンソニー、それからブルズとの契約バイアウトに合意したと報じられたドウェイン・ウェイドという『2003年ドラフト組』がキャブズに集結する可能性もあった。
トンプソンとクリスタプス・ポルジンギスによる『ツインタワー』も魅力的だったが、不成立に終わったプランについて論じていても意味はない。ともかくニックスはアンソニーを放出し、ポルジンギス、新人フランク・ニリキナら若手中心に名門復活を目指す。