ジョエル・エンビード

試合後にはSNSを使った『場外乱闘』に発展

10月31日、NBAは試合中に小競り合いから両陣営を巻き込む乱闘に発展させたセブンティシクサーズのジョエル・エンビードと、ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズに対し、2試合の出場停止処分を科した。

10月30日にウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれた試合の第3クォーター中盤、ボールを保持したタウンズに対し、シクサーズはベン・シモンズがついた。そこにエンビードも加わってボールを奪ったのだが、この直後に2人は小競り合いを起こし、両チームの選手やコーチが止めに入る乱闘に発展。2人の乱闘を止めに入ったシモンズがタウンズの上に乗り、喉元に腕を入れる場面もあったが、リーグはシモンズへの処分は見送った。

この行為により、エンビードとタウンズは退場処分を受けた。

エンビードは試合後の会見で「自分の腕が彼の腕に絡んでしまって、それでお互いの身体に触れる事態になってしまった。こういうことはバスケットボールでは起こる。自分たちは前に進むだけ」と、釈明した。しかしソーシャルメディアでは、『KAT』の愛称で知られるタウンズを、猫を表す単語『cat』を使って挑発。タウンズも黙っておらず、昨シーズンのプレーオフでラプターズに敗れた後に涙を流して悔しがったエンビードの画像を使って応戦した。

2人への処分は、11月2日からの2試合で適用される。

両チームの対戦は来年の3月まで行なわれないものの、2人には次回の試合で乱闘という形ではなく、バスケットボールの攻防で観客を沸かせてもらいたい。