「信頼してもらっているのは分かりました」
昨日、U-
好成績の理由の一つに、
外角からのシュートを主体とする日本にとって、
特にシェーファーがベストゲームに挙げた韓国戦では、
こうしたワールドカップでの活躍について聞くと、
「全試合で活躍したかったですが、
「1対1で負けたとしても組織力で勝てる」
ワールドカップは準決勝でアメリカを破ったカナダが優勝。日本は予選ラウンドで対戦し、75-100と大差で敗れている。「カナダ戦は完全に身体の強さや技術の差でタップどころではなかったです。カナダの能力はやっぱりすごかったです」と強さ、速さ、高さを兼ね備えた相手を素直に称賛した。
それでも世界一のチームに対し、「日本は1対1で負けたとしても組織力で勝てると思うので、組織力で上回れば……」と頼もしい言葉も飛び出した。
それでもチームが解散した今、それぞれの『個』をレベルアップさせる時期に入った。「アメリカでレベルの高い環境に身を置いて頑張るしかないです」と語るシェーファーは、この秋からジョージア工科大に進学する。ゴンザガ大に所属する八村が、日本人初となるNCAAトーナメント出場を果たしたことで注目を浴びたが、ジョージア工科大も同じNCAAディビジョン1に属する強豪校だ。
「1年目はそんなにプレータイムをもらえないのは分かっています。練習からレベルが高いし、すごく良い監督もいます。限られたプレータイムの中で吸収できるものは全部吸収して、とにかく自分のレベルアップをする年だと思っています」と向上意欲を語った。
強豪校への進学も決まり、ワールドカップで結果を残し絶好調のシェーファー。あらためてバスケ歴を問うと、またしても屈託のない表情を浮かべ「秋でちょうど3年目です」と答えた。このバスケ歴の浅さが彼の謙虚な学ぶ姿勢を構築し、成長を早めている。ワールドカップを経て、一回り成長した彼の活躍にこれからも注目したい。