今夜の韓国戦は「ディフェンスのプレッシャーでゆるく入らない」
男子日本代表は、本日19時半より『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window3のアウェー韓国戦を戦う。同予選でここまで4勝1敗の日本はすでにグループB1位での1次ラウンド突破を決めているが、2次ラウンドに1次ラウンドの成績が引き継がれるため、この韓国戦も92-73で快勝した7月3日の中国戦と同じく、必勝体制で臨む。
齋藤拓実は3日の試合、19分出場で5得点7アシストを記録。持ち味の視野の広さを生かした正確なパスで、シュートチャンスを次々と作り出した。この中国戦を齋藤は「試合に出た選手だけでなく、出ていない選手、ロスターに入っていない選手やコーチ、スタッフ陣を含めてチーム一丸になれたのが本当に勝因だったと思います」と振り返る。そして、自身のプレーを次のように総括する。
「(Bリーグ終了から)1ヵ月以上間隔が空いての試合だったので、ゲームの入りは試合勘だったりで難しいところはありましたが、試合全体を通してゲームメイクの部分はうまくやれたのかなと思います。途中、相手のゾーンディフェンスに対してオフェンスが停滞してしまった時間帯もありましたが、タイムアウトを挟んだとはいえ、落ち着いて対処できたのは良かったです」
この試合、齋藤は7アシストが示すように、攻撃の起点としてオフェンスのリズムを作っていた。「桶さん(桶谷大)がヘッドコーチになる前から、代表で自分に求められている役割はゴール下へのアタックだと思っています。ペイントタッチからのキックアウトがない状態で、タフな形で3ポイントシュートを打つ状況はできるだけ避けたいです」
このように齋藤は、ペイントタッチの大切さを強調し、チームとしてこのオフェンスの肝となる部分をうまく遂行できていると語る。「ライアン(・リッチマンアシスタントコーチ)のシステムは、ポイントガードのスピードを生かしたドライブだけでなく、他のポジションの選手のカッティングなど、スペースをうまく使ってゴール下にアタックしていきます。3日の中国戦でも、それがうまく出せたと思います」
Window3前の強化合宿には6人のポイントガードが参加していたが、齋藤はこの厳しいポジション争いを勝ち抜き、Window1から5試合連続の先発出場を果たしている。「12名のベンチ入りメンバーに入る面では、『負けられない』という気持ちを持っています」と語る齋藤だが、起用法についてはチームファーストを強調する。「先発をやらせてもらうことはすごく光栄です。ただ、大事なのはスタートで出ても出なくとも、コートに立った時にどれだけ自分の役割を体現できるかです」
今夜の対戦相手、韓国は3日のチャイニーズ・タイペイ戦で最大19点リードを守りきれずに逆転負け。1次ラウンド突破へ崖っぷちの状況で、出だしからフルスロットルで仕掛けてくることが予想される。大事な試合の立ち上がりで相手に流れを渡さないため、齋藤は「ディフェンスのプレッシャーでゆるく入らない。韓国は中国に比べるとスモールラインナップで、スピードのある試合展開になると思います。そこで、できるだけターンオーバーをしないことが大事です」と意気込む。
振り返れば、ホームで行われたWindow2の韓国戦、第4クォーターの勝負どころでの齋藤の活躍が日本の大きな勝因となった。今回も齋藤が、前回と同じ質のプレーを見せてくれれば結果も必ずついてくる。
