金近廉

中国戦に出れず「自分の実力不足で、そこに対する悔しさはあります」

男子日本代表は、明日『FIBAワールドカップ2027アジア予選』Window3、1次ラウンド最終戦となる韓国戦をアウェーで行う。3日の中国戦に勝利し、日本代表はすでに2次ラウンド進出を決めているが、1次ラウンドの成績が持ち越しとなるフォーマットのため、韓国戦も勝利のみを求める姿勢に変わりはない。

桶谷大ヘッドコーチも「まだ、ワールドカップは決まっていないので、次の試合も勝ち点が必要な試合です。『中国に勝ったから、次は若手で行くぞ』とかはないです。勝つために一番良いロスターで臨みたいです」と言う。

若手に経験を積ませる起用はない中、金近廉は中国戦でのロスター外から明日の韓国戦で12名の登録メンバー入りを果たした。明日のメンバーが発表される前の取材で金近は、中国戦の勝利について「中国に対してあそこまで安定感のある勝ち方は、おそらく今までできていなかったと思います。日本バスケットボール界が成長している中、僕もそこにしっかり加われるようになりたいです」と語っていた。

中国戦では会場で味方に声援を送ることしかできず「試合に入ればチームメートとして一緒に戦う気持ちです」と語る一方、「でもロスターに入れなかったことは自分の実力不足で、そこに対する悔しさはあります」と率直な気持ちも明かす。

今回のWindowに向けた強化合宿は、2021年の『FIBA U19ワールドカップ』で一緒に出場した山﨑一渉、川島悠翔、小川敦也、山ノ内勇登も参加。その中で金近と小川が遠征の16名に入った。同世代とフル代表で一緒に活動することは、金近にとって大きな刺激になっている。

「学生の時、一緒にアンダーの代表でやっていたメンバーとA代表でも一緒なのは特別なことです。同世代で一緒に試合に出るのは難しいですが、それを目指すことは頑張れる理由の一つになっています」

明日の韓国戦は中国戦でロスター外に終わった悔しさを晴らす絶好の機会だ。「この夏、高いレベルで練習ができていて、強度の部分に関してはだんだんと慣れてきています。まだ、納得いくプレーができているわけではないので、『できる』という手応えは必要です。ただ、こうやって夏を過ごしていく中で成長できていると思います」

ディベロップメントキャンプから始まり、コールアップされた強化合宿、16名の遠征メンバー入りと、濃密な時間を過ごしてきた。金近は限られたチャンスの中で成長した証を示すことができるか、注目したい。