
レイカーズはあらゆる手を尽くすも後半に突き放される
サンダーはレイカーズとの第2戦を125-107で制し、ホームで連勝スタートを切った。試合終了のブザーが鳴ると、レイカーズの選手たちが審判を取り囲み、激しい言葉の応酬があった。納得のいかない判定はいくつもあったが、それを差し引いてもサンダーは圧倒的で、レイカーズは劣勢を挽回するためにあらゆる手を尽くしたが及ばなかった。
初戦ではフィールドゴール16本中成功わずか3本の8得点に終わったオースティン・リーブスが、同じシュートアテンプトで10本を決めて31得点とオフェンスを引っ張った。レブロン・ジェームズはいつも通り攻守に奮闘したし、マーカス・スマートはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーをフェイスガードで守り、自由を与えない。八村塁はディフェンスとリバウンドで消耗の激しい仕事をこなしつつ、3ポイントシュートのチャンスを高確率で決めていった。前半はサンダーが何度も流れをつかみかけたが、そのたびにレイカーズは踏ん張った。
こうして58-57と1点リードで迎えた後半、レイカーズに好機が訪れる。開始1分半でシェイがリーブスとの接触でフレグラントファウルを取られ、個人4つ目のファウルでベンチに下がったのだ。ここで得たフリースローをリーブスが3本決めて、レイカーズが66-61と5点リードに。シェイ不在の時間帯に、一気に押し切りたいところだった。
ところが、ここからサンダーは28-10のランでレイカーズを圧倒する。アジャイ・ミッチェルがシェイの仕事を引き継ぎ、チェット・ホルムグレンもこの試合で一番のエナジーを発揮。ジャレッド・マケインの連続得点、ジェイリン・ウィリアムズの4点プレーとベンチ組もビッグプレーを連発した。
13点リードで迎えた第4クォーター頭からファウルトラブルから解放されたシェイがコートに戻る。そこからもレイカーズはしばらく粘りを見せたが、残り7分でスマートが個人ファウル5つになってシェイへの守備の強度を落とさざるを得なくなると、再びサンダーが勢いを増す。残り2分あまり、17点差が付いたところでレイカーズは主力をベンチに下げた。
レブロンは23得点2リバウンド6アシストと活躍したが、勝利には結び付かなかった。審判の判定にだいぶ腹を立てていたようだが、試合後は落ち着きを取り戻し、審判への批判を引き出そうとするメディアの質問をかわして「納得はしていない」と語るに留めた。
「最初のディフェンスは良かったけど、リバウンドを徹底できずにセカンドチャンスを決められたり、そこからファウルでフリースローを与えてしまった。ロケッツとのシリーズでは、試合が進むにつれてその部分を徹底できるようになったから、今回もそうしなければいけない」とレブロンは言う。「サンダーはオフェンスリバウンドの回数こそ多くないけど、それを確実に得点に繋げてくる。この2試合はいずれもそこでやられてしまった」
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— OKC THUNDER (@okcthunder) May 8, 2026
シェイはファウルトラブルに苦しみ、28分しかプレーできずに22得点に留まった。それを埋めたのがアジャイ・ミッチェルで、レイカーズのディフェンスのズレを的確に突く判断の良いアタックからフィールドゴール12本中7本成功、6アシストも記録した。
「シェイの穴を埋めるのは簡単じゃないけど、僕にできる限りの攻め気を出して、正しいプレーを心掛けた。いつも通り集中して、勝利に繋がるプレーをすることだけを考えていた。チーム全体として、あの時間帯に踏ん張って押し返せたのは最高だ」とミッチェルは語る。
ミッチェルは2年目の23歳。2巡目38位指名の選手が、プレーオフで先発起用に応え、MVPのシェイが不在の時間帯にチームを引っ張っているのは特筆すべきことだが、彼は「プレーオフでフィジカルのレベルが上がるのは分かっている。その準備はできていた」と、すでにこの強度を当たり前のものとして受け止めている。
ジェイレン・ウィリアムズのケガで、彼の出番は大幅に増えている。「僕が自分自身の現在地を知り、どこに成長の余地があるのかを知るための最高の機会だ。すべてを学びととらえたい」とミッチェルは言う。
「でも、プレーオフに入る時点からマインドセットは『チームの勝利に貢献する』で、それは状況がどうあろうと変わらない。攻守両面でアグレッシブにプレーできているけど、そのたびに自分自身を見つめ直して『もっとやれるよな』と思っているんだ。それが自信に繋がるし、次にまた頑張るモチベーションになるよ」