鶴見彩

4連敗の反省「チームとして立ち返る場所がみんなで統一できていなかった」

6月1日より、ポーランドで『FIBA 3×3ワールドカップ2026』が開催される。3×3女子日本代表は今月の上旬に行われた『FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026』の成都STOP、マニアSTOPでともに2連敗で予選ラウンド敗退を喫したこともあり、ワールドカップで何としても巻き返しを図りたいところだ。

ワールドカップにも出場する鶴見彩は、「やっぱり個人で打開していくところの限界を突きつけられました。そして『これをやってみましょう』という枠にハマりすぎていた感覚もそれぞれが持っていたと思います」と4連敗の要因を振り返る。

そして「前田(有香)ヘッドコーチがやりたい3×3をベースにしながら、それぞれの個性、良いところを引き出すことを目指しています」と、日本のやるべき戦いについて考えている。

現在、世界の3×3は年々サイズアップを遂げている。日本では長身の180cmの選手が、ロスター4人の中で最も小さい選手のチームもある。だからこそ、高さの絶対的な不利を克服するために、鶴見はいかにチームで戦えるかを重要視している。

「2人、もしくは3人が絡んだプレーをしてなるべく簡単な得点に繋げていくことが前田ヘッドコーチのやりたいことだと思っています。その中で、自分たちの強みである誰でも2ポイントが打てるところを生かし、2ポイントの本数と確率にこだわる。良い形で打つ2点シュート、簡単に決める1点を作り出していきたいです。ディフェンスでは、1人で守れる部分は限られてくるので、みんなで協力してタフに10分間やり続けることも、ヘッドコーチから求められていると思います」

また、チームプレーを高いレベルで遂行するために不可欠な意志の疎通について「うまく行かなかった時、チームとして立ち返る場所がみんなで統一できていなかったです。それぞれが、どうにかしようと思いながらバラバラのところを向いたまま進んでしまった感じがありました」と語る。

その上で、苦境になった際に日本が立ち返る場所をこのように見ている。「2ポイントを打ち続ける。1試合30本くらいシュートチャンスがある中、半分は2ポイントを打つことが目安です。ただ、シュートは水物なので、タフなディフェンスを10分間続けるところにもっとフォーカスすることも、みんなの反省として出てきました。ここが立ち戻る場所になると感じています」

鶴見は、チームリーダーとして他の選手を引っ張る役割を担っている。だが、4連敗の反省として、自身のとるべきリーダーシップの在り方を変えようとしている。「2STOPでの反省点でもありますが、自分がみんなより『3×3』を長くやっているところで、上手くいかないことに対して、自分が答えを出そうという関わり方をしてしまいました。でも、自分も3×3についてまだまだで、学ぶ姿勢でやっています。課題に対して、みんなと一緒にクリアしていくスタンスで他のメンバーとやっていきたいと今は思っています」

日本はこのワールドカップでベスト8を目標に掲げている。簡単ではないが2ポイントを多く狙い、タフなディフェンスを続けるなど、日本のやるべきことを10分間貫くことができれば上位進出のチャンスは必ず生まれてくる。