
幼少期を過ごした広島の救世主として期待される
広島ドラゴンフライズは6月18日、伊藤達哉と2025-26シーズンにおける選手新規契約に合意したことを発表した。なお、伊藤とは複数年契約に合意したことも併せて発表された。
千葉県出身、現在30歳の伊藤は173cm72kgのポイントガード。東海大から京都ハンナリーズに加入してプロキャリアをスタートさせ、複数の球団を渡り歩き2024-25シーズンに琉球ゴールデンキングスに加入した。岸本隆一をケガで欠いた今シーズン終盤にはバックアップガードとして躍動。タイトなディフェンスと味方を引き立たせるアシストで琉球に安定感をもたらし、準優勝に貢献していた。昨日、退団が発表された中村拓人の抜けた穴を埋めるのにふさわしい能力を持っており、救世主として期待がかかる。
岡崎修司ゼネラルマネージャーは「琉球と契約延長して優勝を目指したいという思いも強かったと思いますので、今回の移籍は伊藤選手にとっても悩ましく、難しいものだったと思います。そのような状況の中、キャリアの集大成となるような年齢において広島を選んでくれたことに感謝しています」と感謝の意を述べて広島への加入を歓迎した。
伊藤は幼少期を過ごした広島でプレーができることを楽しみにしており「来シーズン、自分が持っている最大限の力を出してチームの勝利に貢献出来るよう精一杯頑張ります」と意気込みも語っている。
■広島2024-25シーズンロスターの契約状況(2025年6月18日10時時点)
【継続】寺嶋良、市川真人、ロバーツ ケイン、上澤俊喜、ドウェイン・エバンス、渡部琉、ニック・メイヨ、山崎稜、三谷桂司朗
【退団】ケリー・ブラックシアー・ジュニア、河田チリジ、中村拓人
【新規加入】コフィ・コーバーン(韓国KBLから移籍)、晴山ケビン(島根スサノオマジックから移籍)、伊藤達哉(琉球ゴールデンキングスから移籍)