後半に反撃も届かず黒星発進

ドバイで開催されている『バスケットボール チャンピオンズリーグ アジア2025』のにBリーグ王者として参戦した宇都宮ブレックスは、6月8日に行われた初戦でフィリピンのメラルコ・ボルツと対戦し、86-97で敗戦を喫した。

試合は立ち上がりから互角の展開となった。アイザック・フォトゥがインサイドで得点し、D.J・ニュービルと比江島慎の3ポイントシュートでリードを奪う場面もあったが、第1クォーター終盤に逆転を許すと、内外での得点を重ねるメラルコに押され38-50と12点ビハインドで前半を終えた。後半は遠藤祐亮、比江島の3ポイントシュートなどで一時盛り返すも、要所でメラルコに連続得点を許し、差を詰め切れない展開が続いた。終盤に小川敦也と高島紳司が連続3ポイントシュートを決めるなど意地を見せ、最終クォーターは21-20と上回ったが、宇都宮の武器でもある高確率な3ポイントシュートもこの日は41本中13本成功で成功率31.7%と思うように決まらず、追撃の勢いに乗り切ることができないまま、初戦を黒星で終えた。

宇都宮はこの大会のために短期契約を結んだ『助っ人』のフィン・ディレイニーを含むベンチ登録12名が全員出場、少なくとも5分はプレーするローテーションを組んだ。フォトゥはゲームハイの20得点、合流したばかりのディレイニーも14得点6リバウンドを記録。ニュービルは13得点8アシスト、比江島は11得点4アシストと両エースも活躍を見せたが、ギャビン・エドワーズとグラント・ジェレットの不在が響いた。

次戦は6月9日18:00(日本時間23:00)、昨年大会準優勝のシャバブ・アル・アハリ(アラブ首長国連邦)とのグループフェーズ最終戦を迎える。