トレヴァー・グリーソン

ケガ人を多く抱えながら42勝18敗で東地区2位

千葉ジェッツは5月28日、トレヴァー・グリーソンと2025-26シーズンにおけるヘッドコーチ継続契約を締結したことを発表した。

オーストラリア出身、現在57歳のグリーソンは1997年にオーストラリアのブリスベン・ブレッツのアシスタントコーチとしてコーチングキャリアをスタートすると、アメリカ独立リーグやDリーグ(現・Gリーグ)などでコーチ経験を積む。NBLのパース・ワイルドキャッツではヘッドコーチとしてチームを6度のファイナル出場と5度のリーグ優勝に導き、オーストラリア協会主催のコーチオブ・ザ・イヤーを4度受賞している。

近年は活動拠点をNBAに移し、2021-22シーズンより2シーズンはラプターズ、2023-24シーズンはバックスでアシスタントコーチとして活動。ラプターズでは今シーズンより千葉Jに加入した渡邊雄太とともに仕事をし、今シーズンより千葉Jのヘッドコーチに就任した。

今シーズンの千葉Jはシーズンを通してケガ人に見舞われ、ベストメンバーが揃わなかった。しかし、強豪ひしめく東地区を42勝18敗の地区2位の成績に導き、チャンピオンシップクォーターファイナルでは中地区2位のアルバルク東京を2連勝で撃破。続くセミファイナルで宇都宮ブレックスに敗れファイナル進出はならなかったが、就任1年目ながら高水準のチームを作り上げた。

グリーソンはクラブを通じて「千葉ジェッツのカルチャーを築き上げ、アジアを代表するクラブへと成長させていくことに情熱を注いでいく」とコメントしている。

なお、クラブからは同日、コーチングスタッフを含むスタッフ5名との契約締結も発表されている。