ジェイレン・ブラウン

「ゲーム3に向けてすぐにアジャストしないといけない」

現地423日、セルティックスはプレーオフファーストラウンドでマジックと対戦。大黒柱ジェイソン・テイタムが欠場する中、ジェイレン・ブラウンが36得点10リバウンド5アシストの大暴れし109-100で勝利。シリーズ2連勝スタートを切っている。

互角の展開だった前半を終え、セルティックスは第3クォーターにブラウンを筆頭にチーム全体でフィールドゴール成功率60%と高確率でシュートを沈め、リードを2桁へと広げる。試合のペースを握ったセルティックスは、第4クォーターに入っても要所で得点を挙げてマジックに流れを渡さず、安定の試合運びでそのまま逃げ切った。

この試合のヒーローとなったブラウンは「試合を通してフィジカルなゲームだった。僕としてはジャンパーが決まっていたし、自分の得意な場所でチームのためにプレーするだけだった。今夜はタフショットも決まっていたし、ラッキーだった」と振り返る。

そしてテイタムが欠場しても「いつもと違うことはないよ」と、普段通りの姿勢で臨んだと話す。「もちろんJT(テイタム)はオフェンスのリーダーで、僕たちは彼を中心にプレーしている。ただ、どんな時でも僕には出番が与えられる。チームが求めることをやるだけだ。それが僕のメンタリティーだ」

テイタム不在でもしっかりと勝ち切ったセルティックスは、連覇に向け順調なスタートを切っている。だが、ブラウンは「次の試合に向けてオフェンスの効率性を少し改善しないといけない。試合を見直して10から15のポゼッションをよくする方法を見つけたい。今回は勝つために十分なプレーができた。ただ、改善するべきところはたくさんある。ゲーム3に向けてすぐにアジャストしないといけない」と気を引き締める。

そして、彼らしい個性的な表現で、このまま主導権を握ったままシリーズ突破を果たしたいと意気込んだ。「すべての試合には、それぞれのストーリーがある。次の試合は、これまでと違うモノになる。そして僕たちはこのストーリーを聞いたり、見ていたりするのではなく、内容を伝える立場になるんだ」