バトラー38得点、カリー37得点で勝利に導く
現地4月15日、NBAプレーイン・トーナメントでウォリアーズはグリズリーズと対戦。ジミー・バトラーが38得点7リバウンド6アシスト3スティール、ステフィン・カリーが37得点8リバウンド4アシストと大活躍し、激闘を121-116で制した。この勝利でウォリアーズはウェスタンカンファレンス第7シードの座が確定。プレーオフファーストラウンドでロケッツと対戦することが決まった。
ウォリアーズは前半で2桁リードを奪うも後半にグリズリーズの反撃をくらい、第4クォーターは接戦となった。だが、2点リードで迎えた残り2分からカリーが値千金の連続3ポイントシュート成功で突き放し、そのまま逃げ切った。
バトラーは、新天地ウォリアーズでも早速『プレーオフジミー』の本領を発揮した。「今日は、本当に自分の得意な場所でボールをもらうことができたと感じている。そのおかげでアグレッシブに攻めて得点し、味方にパスを出す正しいプレーができた」。このようにバトラーは自身のプレーを振り返る。
そして、積極的なペイントアタックから合計18本のフリースローを獲得したことについては次のように言及。「僕は3ポイントシュートを打てるけど、それよりもペイントを攻めレイアップを打ち、僕よりシュートがうまい選手にパスを出すことを選ぶ。僕にもっと3ポイントシュートを打ってほしい人はいるだろうけど、僕はレイアップのほうが好きだ」と、引き続きドライブ重視のスタイルでプレーすると話した。
第4クォーターでさすがの勝負強さを見せたカリーについては「僕たちにはステフというバットマンがいる。バットマンは常に窮地を救ってくれる。彼はとても冷静で落ち着いていた」と絶大な信頼を寄せた。
今シーズン、ウォリアーズは10勝2敗と開幕ダッシュに成功したが、すぐに失速。12月末から1ヵ月近く、勝率5割付近を行ったり来たりする苦戦が続いていた。しかし2月のトレード期限直前にバトラーを獲得すると、チームは右肩上がりで調子を上げている。スティーブ・カーヘッドコーチは、「83試合かかったけど、私たちはプレーオフ復帰という自分たちの求めることを成し遂げ、優勝へのチャンスを得た」と今のチーム状況に確かな手応えを得ている。
カリー、バトラー、ドレイモンド・グリーンと経験豊富な大ベテランを軸にするウォリアーズが、プレーオフの経験に乏しい若手中心のロケッツ相手にアップセットを起こせるのか楽しみだ。