
タイリース・マクシーもシーズン終了と報道される
ジョエル・エンビードは左膝の治療に専念するため2月末で今シーズン終了となり、あらためて手術に踏み切ることになった。ポール・ジョージも左膝をはじめ多くのケガを抱えて3月中旬にシーズン終了となっており、そして現地4月3日、『ESPN』は指の腱を痛めているタイリース・マクシーもシーズン終了になると報じた。
マクシーは現地3月3日のトレイルブレイザーズ戦で23分出場したのを最後に欠場が続いており、この1週間でチーム練習を再開するところまで来ていたが、ケガの状態が思わしくなかったのか、もう出場する必要はないと判断させたのか、とにかく欠場が続いている。他にもケリー・ウーブレイJr.は膝、アンドレ・ドラモンドは爪先のケガで3週間欠場している。
エンビード以外の契約が昨年オフで切れるように調整し、キャップスペースを作ってフリーエージェントでポール・ジョージを獲得。他にも各ポジションにベテランと若手がバランス良く揃うチームを作り上げたシクサーズだが、例年以上にケガが相次いでエンビード、ジョージ、マクシーの『ビッグ3』が揃わず、負けが先行する中でチーム内外がトラブル続き。現地4月3日にはバックスのヤニス・アデトクンボに35得点17リバウンド20アシストの強烈な活躍を許して完敗し、これでリーグで下から5番目の23勝54敗となっている。
プレーオフ進出が最低限のノルマだったが、待っていたのは全く異なる現実だった。それでも、勝ちが必要ない状況になってもコートに立つ選手たちは、それぞれ自分の力を証明するために全力で戦っている。
クエンティン・グライムズは『ビッグ3』不在の状況でエースとして存在感を発揮している。ジャレッド・バトラーも2月に加入して以来、キャリアで初めてコンスタントな出場機会を得てシューターとしての才能を発揮している。また、ガ-ション・ヤブセレとロニー・ウォーカー四世は、一度は失ったNBAでのチャンスを得て奮戦している。
エドワーズ「常にその瞬間にベストを尽くしてきた」
ルーキーのアデム・ボナ、2年目のリッキー・カウンシル四世も、このところ2桁得点も多く、期待以上のパフォーマンスを披露。それ以上のサプライズがジャスティン・エドワーズで、チームがプレーオフ戦線に残っていればそれほど出場機会がなかったはずのドラフト外ルーキーが、限られたチャンスを生かして今ではスタメンに定着し、平均10.3得点と結果を残している。
エドワーズは2ウェイ契約だったが、2月に標準契約を勝ち取っている。2年目がクラブオプションの200万ドル(約3億円)で、シクサーズにこのオプションを行使させるだけの活躍を見せるのが目標だ。
「周囲を取り巻く環境の変化はあまり感じていない」と語るエドワーズは、少々面白い個性の持ち主だ。「僕はバスケを始めた頃から大きな注目を浴びたことがなくて、常に先を行く誰かを追いかけていた感じなんだ。期待されなくてもここまで来れたのは、努力すればキャリアを高められると信じて、ただ頑張ってきたからだと思う」
「シクサーズに来た時も、自分のやるべきことを続けていれば契約は勝ち取れると思っていたし、実際にそうなった。最初はNBAではすべてが目まぐるしく動いているように感じたけど、もう慣れたよ。ただし、僕は学生の頃から同じチャンスは二度とやって来ないから、常にその瞬間にベストを尽くしてきた。それをこれからも続けていくよ」
これらの選手が来シーズンのシクサーズの構想に入るかどうかは分からない。それでも、チームが希望を失った中で、彼らは自分の成長にフォーカスして経験を積み、選手としての価値を高め、キャリアを好転させようと努力し続けている。