ブランディン・ポジェムスキー

「アグレッシブは『常に得点を取りに行く』ではない」

現地3月18日のバックス戦、ウォリアーズは連戦とあってエースのステフィン・カリーが欠場したが、堅守が機能して104-93で勝利を収めた。これでウォリアーズはシーズン40勝目を挙げている。

ウォリアーズは前半をわずか44失点に抑えて14点リードでハーフタイムを迎える。第3クォーターは32失点とバックスの反撃を許したものの、第4クォーターはディフェンスの立て直し、バックスのフィールドゴールを16本中4本しか許さなかった。

ウォリアーズはカリーに代わって腰の痛みで離脱していたブランディン・ポジェムスキーが2週間ぶりに復帰し、29分の出場で17得点7リバウンドを記録。3点リードの残り2分半にバックスを突き放す3ポイントシュートを、残り1分でリードを2桁へと広げるダメ押しの3ポイントシュートを決めるなどブランクを感じさせない働きを見せた。

試合後の会見でポジェムスキーは、自身のプレーをこう分析する。「良いパフォーマンスができた。ただ、ディフェンスは100%ではない。腰の痛みから復帰したけど不安はまだあって、だからこそ自分自身を信じてプレーしないといけない。オフェンスはチームメートに助けてもらって、あまり動かなくてもワイドオープンのチャンスが来たよ」

その後、地元ラジオ番組『Willard and Dibs』に出演したポジェムスキーは、カリー不在について「彼がいない時、自分がいつもより多くシュートを打てると舌舐めずりをする気分さ」と冗談を言い、次のような意識でコートに立っていた。

「彼が欠場すると他の選手がいつも以上にアグレッシブにならないといけない。それなのに第3クォーターの僕は少し消極的だった。でも、アグレッシブとは『常に得点を取りに行く』ではない。僕は常に正しいプレーを心掛けている。この試合では、チームとして多くの時間帯でそんなプレーができていた」

カリーはもう37歳で、万全のコンディションでプレーオフに臨むためには今回のように休養を挟むことが必要となる。それと同時にチームが勝って少なくとも順位をキープし、有利なシードでプレーオフに臨むのが望ましい。カリー不在で強豪に勝てたことの意味は大きく、ジミー・バトラー加入後のウォリアーズの強さをあらためて示す一戦となった。