河村勇輝

再び起こった「We Want Yuki!」の大合唱

グリズリーズがホームでトレイルブレイザーズと対戦。復帰したジャ・モラントがゲームハイの22得点を挙げ、ジャレン・ジャクソンJr.が21得点、ベンチからサンティ・アルダマが13得点17リバウンド(キャリアハイ)で続いたグリズリーズが123-98の快勝を収めた。豪快なトマホークダンクを見舞ったモラントは11アシストも記録し、出場時の得失点差は+22とまさにエースの働きを見せてチームを勝利に導いた。

17点リードで最終クォーターを迎えたグリズリーズは約3分間で11-2と走り、勝利を決定付けた。そして残り6分13秒、相手のフリースローのタイミングで「We Want Yuki!」の大合唱が始まると、残り4分を切った場面で河村勇輝に出番が訪れた。河村はスムーズかつフィジカルなディフェンスを見せるも、ポストアップされた場面ではファウルで止めるしかなく、フリースローを与えてしまった。それでも、残り1分32秒には自身も3ポイントシュートが打てるタイミングでエクストラパスを送り、ジョン・コンチャーの3ポイントシュートをアシストした。その後、コーナーから放った3ポイントシュートを決め切れず、河村の得点を望む会場からはため息が漏れたが、最後までコートに立って試合を締めた。

試合の勝敗がすでに決定しているガベージタイムでの出場が主だが、今回で9試合目の出場とNBAの経験を早くから積めているのは大事なことだ。節目となる10試合目では、アシストだけでなく得点やディフェンスでもアピールしてほしい。