「東カンファレンスを制する可能性もある」
現地8月16日、マジックのパオロ・バンケロが『ESPN』のポッドキャスト番組『First Take』に出演し、「昨シーズンにプレーオフ進出を果たしたことで来シーズンに勢いがつく。僕らは若いチームで、毎年成長を続けていく」と自信を語った。
昨シーズンは47勝35敗で4年ぶりのプレーオフへ進出。ファーストラウンドで敗れたものの、キャバリアーズと7試合を戦った経験は、若い彼らをさらに上のレベルへと引き上げるきっかけになる。チームで最大のスターは昨シーズンに初めてオールスターに選出されたバンケロで、圧倒的な実績を持つ選手がいるわけではないが、フランツ・バグナー、ジェイレン・サッグス、ウェンデル・カーターJr.と、スター選手ではなくても指揮官ジャマール・モズリーのハードワークを徹底するバスケを遂行するための若い逸材が揃う。
さらに、このチームに足りない経験を補うベテランとして、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがフリーエージェントで加わった。「5年間で2度の優勝を経験している彼の加入は、僕らに大きな変化をもたらすだろうね」とバンケロは言う。
バンケロ自身も2022年のNBAドラフトで指名され、2シーズンを過ごしただけの若手。「マジックが僕を1位指名してくれたことには一生感謝し続ける。自分が1位で指名されるとは全く思っていなかったからね。チームの信頼に応え、ずっと到達していない高みに到達させるのが僕の仕事だ」
「ルーキーイヤーは浮き沈みが激しかったけど、2年目の昨シーズンは大きく飛躍できた。新シーズンもこの調子を続けたい。1年前、僕らがプレーオフに行くと想像した人はほとんどいなかったと思うけど、それでも僕らは東カンファレンスの5位になったし、シーズン終盤まで2位になるチャンスもあった。そこからさらに成長したい」
どこまでいける? との問いにバンケロは「トップ4に入るのは簡単だと思う。東カンファレンスを制する可能性もある」と自信満々。個々の成長だけでなくチームとしての結束力も強く、新加入のコールドウェル・ポープも明らかにマジックのスタイルにフィットする選手。彼の目論見通りにいけば、マジックはまだまだ成長を続けるだろう。
バンケロは笑顔とともにこう語った。「きっと良いシーズンになるよ」