
第1弾と併せた助成総額は約1.4億円
Bリーグは7月31日、公益財団法人日本財団との『B.LEAGUE×日本財団まちづくり助成』事業の第2弾採択クラブが決定したことを発表した。
Bリーグと日本財団は2017年に連携協定を結んで以降、『BリーグHope』の領域において、ともに社会課題解決に向けて取り組んできた。7月8日にはさらなる連携強化に加えて新たに『まちづくり』事業をスタートさせることを発表し、B.LEAGUE×日本財団まちづくり助成事業の第1弾として全国10クラブの事業が採決されていた。
今回新たに採択された3つの事業支援総額は約3000万円になり、第1弾と併せて総支援額は約1.4億円にのぼる。また、採択クラブは第1弾でも採択された茨城ロボッツを含め合計12クラブとなった。採択された事業は以下の通り。
• 茨城ロボッツ
『ロボッツ × MITO まちなかウォーカブル~日常的ににぎわうまちを目指して~』
ロボッツをアイコンに、徒歩や自転車で回遊しながら楽しめる仕組み『ロボッツ × MITO まちなかウォーカブル』を実施します。試合日のみならず、日常的に水戸市中心市街地に人の流れと賑わいを生み出します。
• 佐賀バルーナーズ
『スポーツがつなぐ、こどもとまちの居場所づくりプロジェクト』
佐賀の中心街~SAGAアリーナをつなぐ回遊エリアで、こども食堂と街中ウォーカブル事業を展開。スポーツがある日常だからこそ、人とまちが自然につながる地域共創の拠点を目指します。
• 富山グラウジーズ
『とやまPOPTOWNプロジェクト~まちなかから、地域と若者の未来をつなぐ~』
『レガートスクエア』内の空きテナントを活用して、若者・地域住民・高齢者向けの様々なプログラムを展開し、人々が自然と交わる『現代の縁側』を創出します。
【第1弾採択事業】
・レバンガ北海道
『レバンガこどもBASE〜プロチーム練習場を活かした地域共育拠点づくり』
廃校を改装したプロバスケットボールチームの練習場に併設された家庭科室を活用し、地域の子どもたちと保護者を対象とした『子ども食堂』を運営する。
・秋田ノーザンハピネッツ
『スポーツチーム型こども居場所モデルの構築』
こども食堂『みんなのテーブル』の経験を基に、レシピアプリの開発を実施。さらに新しく食と遊びの居場所を常設・移動型で提供し、地域の子ども支援を多角的に推進。
・茨城ロボッツ
『ロボッツがつなぐ「みんなで育てるまち」プロジェクト』
水戸の商店街の中心にある M-SPO でのパブリックビューイングを中心にまちなかの交流拠点として、商店街や地域と連動したウォーカブルなイベントを企画。地域住民と共に運営チームを立ち上げ持続的で自走可能な組織づくりを目指す。
・川崎ブレイブサンダース
『THE LIGHT HOUSE KAWASAKI BRAVE THUNDERS Global Connect』
ザ・ライトハウスに外国人スタッフを配置。英語に触れる機会を創出し、グローバル社会に貢献できる人材育成を支援。外国人家庭のこどもの利用も促進し、多様な人々の共生を目指す。
・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
『バスケコミュニティがハブとなる持続的な地域コミュニティ形成』
持続可能な地域コミュニティ形成を目指し、部活動地域展開を起点に社会課題の担い手を育成。様々な地域課題活動を支える財源を生むサイクルを創出する『共生型まちづくりプラットフォーム』を構築する。
・大阪エヴェッサ つなぐプロジェクト
『〜地域×スポーツ×働く〜リアルお仕事体験 in 商店街』
『バスケットボールで大阪を元気に!』の考えのもと、地域コミュニティ強化につながる取り組みで大阪の商店街を元気に!そして、『働くとは何か』を伝え、社会課題である『働き手不足』の解決につながる職業体験プログラムに取り組む。
・福島ファイヤーボンズ
『~放課後のインフラをつくる〜郡山まちづくりビジョン連携型スポーツコミュニティー』
開成山地区体育施設を拠点に、常設型運動プログラム『スポコミュ!』を提供。スポーツを通じて誰でも継続的に通える居場所を創出し、地域ぐるみで子どもの育成とウェルビーイングを支えるまちづくりモデルの確立を目指す。同時に『まちづくりビジョン』策定、将来的な公共連携の基盤形成を進める。
・信州ブレイブウォリアーズ
『レガシー(ホワイトリング)を活用した「地域交流拠点事業」』
『長野冬季五輪レガシーの有効活用』や『アリーナの地域交流拠点化』を目指し、ホワイトリングにてアートワークショップ等を開催。現状アリーナの課題や解決の方向性を検討する。
・ベルテックス静岡
『VELTEX ART GALLERY スポーツ×アートが推進する共生社会』
スポーツ×アートの取り組みを通して、主に知的障がいをお持ちの方々とワークショップを展開し、その過程で制作したアート作品をホームゲームのほか県内各所にディスプレーすることで、『ともに生きる社会』のメッセージを届ける。
・熊本ヴォルターズ
『熊本ヴォルフェスタ~ともに 熱源で街を一つにする~』
熊本城周辺の観光・文化拠点と連携し、バスケ、音楽、熊本グルメを融合した複合イベントなどを実施することで、スポーツを超えた『熱源』になる、地域を盛り上げ周遊を促すまちづくりビジョン構築を目指す。