写真=(c) AISIN SEIKI Co.,Ltd.

金丸晃輔が20得点でオフェンスを牽引。チームは最終順位4位が確定。

長かったレギュラーシーズンもあと2試合を残すのみ。ゴールデンウィーク後半の5月5日、アイシン三河のホーム最終戦ということで、ウィングアリーナ刈谷は2553人の観客がスタンドを埋めて盛況を呈した。

一つでも上の順位に行きたい北海道が立ち上がりから積極的なプレーを見せるが、アイシン三河はすぐさま対応。相手の司令塔である多嶋朝飛に前から猛烈なプレッシャーを掛けて相手の推進力を奪うと、13-0のランを含む抜群のパフォーマンスを披露。

両者の差は3ポイントシュートの精度に表れた。の差でリードを広げていく。第1クォーター、アイシン三河は比江島慎と金丸晃輔がそれぞれ2本で5本中4本の3ポイントシュートを決めたのに対し、北海道は7本中2本のみ。

第2クォーターに入るとアイザック・バッツとギャビン・エドワーズのコンビがインサイドを支配。ゴール下にボールを運べない北海道に不十分な体勢からミドルシュートを打たせながら、自分たちは内からも外からも次々とゴールを奪い、47-21と大量リードで前半を折り返した。

後半、大差を付けられて積極性を出せなくなった北海道にあって奮起したのがポイントガードの多嶋。厳しいマークを受けながらも、ゲームメークとディフェンスだけでなく、自らインサイドへ飛び込むプレーを何度となく繰り返し、チームメートを鼓舞しようとする。これに呼応したのが西川貴之で、多嶋とのホットラインでわずかながら北海道の時間帯を作って意地を見せた。

最終的にアイシン三河が84-68で勝利。20得点を挙げた金丸、インサイドで強烈な存在感を放ったアイザックの個人技もさることながら、ディフェンスへの集中力、守備から攻撃への切り替えのスピードなど、チームの意識統一ぶりが目立った。

アイシン三河はこの結果によりレギュラーシーズン4位を確定させ、プレーオフ・クォーターファイナルのホーム開催を決めている。

アイシン三河の橋本竜馬。得点は5と伸び悩んだが、的確なプレーでチームの攻守を支えて勝利を演出した。

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