第22節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。
第5位 笹山貴哉(三遠vs名古屋D)
第3クォーター残り3秒から沈めた、笹山の超ロング3ポイントシュート。シュートを警戒する鈴木達也を右への切り返しで振り切り、ハーフコートライン過ぎからしっかりと狙ったシュートはノータッチ(ボールがリングに触れずに入る)でリングに吸い込まれた。
第4位 ジョシュ・チルドレス(三遠vs名古屋D)
第4クォーター、残り30秒を切り、三遠が2点ビハインドで名古屋Dのスローインの場面。ジェロウム・ティルマンがファンブルしたボールを岡田慎吾が拾い、鈴木達也との速攻を展開。石崎巧が懸命に戻って2対2の状況まで戻すも、チルドレスが最後尾から走り込み、笹山のファウルを受けながら3点プレーとなるバスケット・カウントを決める。その後、ダブルオーバータイムにまでもつれた大接戦を制する序章となるプレーだった。
第3位 ジュリアン・マブンガ(滋賀vsA東京)
第4クォーター残り1分を切った3点ビハインドの場面、並里成がクレイグ・ブラッキンズとのダブルチームでディアンテ・ギャレットからボールを奪い、速攻に転じる。数的有利の状況を作り出し、バックコートから猛然と走り込んだマブンガが決めたワンハンドダンク。絶体絶命のピンチから1点差に詰め寄り逆転の芽を残した。一見、普通のアシストに見えるが、並里はパスをした後に田中大貴へ身体を寄せて、最高のお膳立てをしている。
第2位 並里成(滋賀vsA東京)
A東京との2戦目、第4クォーター残り16秒、1点ビハインドの場面。最後のポゼッションで沈めた並里の逆転の3ポイントシュート。スピードのミスマッチとなり、菊地祥平はドライブを警戒。それを確認した並里はシュートを選択。菊地は一歩も動けずフリーでシュートを打たせてしまう。決めたことはもちろんだが、決して得意ではない3ポイントシュートをこの土壇場で放つ勇気をまずは称えたい。その後のスリースローも決めてA東京から大金星を挙げる立役者なった。
第1位 竹内譲次(滋賀vsA東京)
滋賀vsA東京の同一カードが1位から3位を独占。滋賀との初戦、最終クォーター残り9秒の場面。長谷川智伸が2投目のフリースローを外し、点差は2点ビハインドのまま。リバウンドのこぼれ球を拾った田中がドリブルで滋賀ゴールへ駆け上がる。この日6本中5本の3ポイントシュートを成功させている田中に対し滋賀は3人でマークにいってしまう。田中はタフショットを選択せず、冷静にわずかな隙間からノーマークの竹内にパスを送る。残り時間は2秒で、もう打つしかない竹内は迷わずシュートを選択。パワーフォワードの竹内が沈めた、開幕から39試合で8本目の3ポイントシュートはA東京に大逆転勝利をもたらした。