日本代表のコーチングスタッフとしてワールドカップにも名を連ねたコーチ

宇都宮ブレックスは6月3日、佐々宜央ヘッドコーチとの契約が満了し退団することを発表した。

東京都出身、現在40歳の佐々ヘッドコーチは、2009年に日立サンロッカーズ(現サンロッカーズ渋谷)でコーチキャリアをスタートさせた。その後リンク栃木ブレックス(現宇都宮)、琉球ゴールデンキングスを経て、2020年に宇都宮にアシスタントコーチとして復帰。2022年にヘッドコーチに就任し、1年目は東地区3位に終わりチャンピオンシップ出場を逃したが、今シーズンはクラブの連勝記録である21連勝を含む51勝9敗でシーズンを終え、リーグ最高勝率で東地区優勝へ導いた。

佐々ヘッドコーチはクラブを通して「Dear BREX NATION,CSが終わってから、もうすぐ1ヶ月になろうとしていますが、ファンのみなさんはどうですか?自分は、まだ悔しさが浄化出来ずにいますが、この想いを力にして前に進もうとしています。ただ、さすがにリーグ全体一位になったのになんで?って思ってくれているファンもいると嬉しいかなぁ。色々な憶測を呼ぶ時代なので、チームが一方的に解任したとか、自分が一方的に契約を更新しないという状況ではないことは、伝えさせてください。最後まで、互いを尊重した中で結論が出たと思っています。誰とも喧嘩していません(笑)!」とファンに向けて退任についてコメントした。

そして以下のように感謝の意を示した。「宇都宮ブレックスに8シーズンもお世話になりました。この環境に、甘えている自分に決別する時期が来たと思っています。そんな自分をHCとして2年間応援してくれたBREX NATION、何よりこれまで一緒に戦ってくれたチームメイトに、自分は何度も助けてもらいました、そして全てが自分の財産です。そして、自分にHCを任せてくれようと思ってくれたフロントにも感謝しかありません。最後にもう一度伝えさせてください。黄色い翼になってくれて、ありがとうございました」