「香川県の宝と共に、プロスポーツ文化を創り上げる真っ向勝負をしたい」
香川ファイブアローズは5月2日、来シーズンよりBリーグでプレーする意向を示している渡邊雄太に、正式な獲得オファーを出したと発表した。
渡邊は香川県三木町の出身で、高校卒業までを香川で過ごした。以降はアメリカを拠点に活動していたが、香川の名産であるうどんをアメリカで常食していることが盛んにメディアに取り上げられるなど、地元愛の強さがうかがえる選手だ。
クラブの生岡直人代表取締役社長兼GMはクラブ公式サイトにて「異例ではございますが、香川ファイブアローズにとっても、香川県にとっても特別な出来事であるため公表させていただくことにいたしました」と前置きし、渡邊へのオファーを発表。「『次のクラブで引退までプレーしたい』という渡邊選手の思いを聞き、オファーに対してまったく躊躇はありませんでした」と経緯を説明した。
Bリーグは2026-27シーズンよりレギュレーションが変わり、昇降格制度が廃止される。クラブは昨年8月末に、現在のB2リーグに相当する『B.LEAGUE ONE』への参入を目指すと発表しているが、生岡氏は「クラブとしての事業性が問われる今だからこそ、香川県の宝である渡邊選手と共に、香川県のプロスポーツ文化を創り上げる真っ向勝負をしたい」と思いを綴っている。
香川ファイブアローズは2005年に香川県高松市をホームタウンに創設。Bリーグでは初年度の2016-17シーズンからB2に所属していたが、昨シーズンの結果をもってB3に降格。今シーズンは40勝10敗の2位でレギュラーシーズンを終え、B2復帰をかけたプレーオフはセミファイナルで敗退した。
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