2万得点はNBA史上51人目、通算794試合での達成は史上17番目の速さ

バックスのデイミアン・リラードは現地19日のスパーズ戦で40得点の大暴れを見せ、チームを132-119の勝利に導くとともに、通算2万得点の偉業を達成した。通算2万得点はNBA通算51人目、現役では8人目となり、通算794試合での到達は史上17番目の速さだ。リラードは今回の偉業達成を素直に喜んだ。「何でもないことのように、ごまかすことはしたくない。これは大変なことであり、偉大な功績だとわかっている。とても稀なことなんだ」

また現役で通算2万得点、5000アシスト、3ポイントシュート2000本成功を達成しているのはリラード以外にレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ジェームズ・ハーデンしかいない。本当に限られた選手しか成し遂げていない記録を打ち立てたリラードは次のように自身の信念を強調した。「ここに至るまでを振り返ると高校、大学時代とNBAに入る前、そしてキャリアを通して僕は疑いの目を向けられてきた。時にトンネルの先にある光が本当に見えない時もある。それでも自分のことを信じるしかないんだ」

今シーズン開幕前、リラードはルーキー時代から11年間在籍していたトレイルブレイザーズを離れ、バックスへと移籍した。ブレイザーズでは絶対的なファーストオプションだったが、バックスではヤニス・アデトクンボに次ぐ存在となるなど、新天地でうまくフィットするのか一部では懐疑的な見方もあった。しかし、ここまで25試合に出場し平均26.3得点、7.0アシスト、3ポイントシュート成功率37.4%と変わらないハイパフォーマンスを見せている。

バックスのエイドリアン・グリフィンヘッドコーチは、リラードをこう絶賛する。「デイムはフロアを大きく広げることができる。彼は守備に大きなプレッシャーを与える。(リラード対策で)ビッグマンを上げてくれば、彼は周りをドライブで突破する。そしてリングにアタックして得点を決めるのに十分な強さを持っている。オフェンス面において、彼は弱点がないんだ」

現在、バックスは20勝7敗で、12月以降は7勝1敗と調子を上げてきている。この勢いをキープし貯金を増やしていくには、アデトクンボとリラードの2枚看板による爆発的なオフェンス力を継続することが何よりも大切となる。