ザック・ラビーンとアーロン・ゴードンは何をやってくる!?
日本では昨日、Bリーグのオールスターゲームが大いに盛り上がり、富樫勇樹とジャスティン・バーレルが『たかいたかいダンク』を披露してファンをあっと驚かせた。
もしタイラー・ハニーカットという選手を覚えているファンがいたら、相当なNBA通だ。2011年のドラフト全体35位でキングスから指名されたハニーカットは、2011-12から2シーズンにかけてキングスで合計24試合に出場したが、その後はDリーグのチームを転々とし、2016年からはトルコリーグに所属するアナドル・エフェスで現役を続けている。
そんなハニーカットが、同リーグのオールスターイベントの一つダンクコンテストで、『5人超えダンク』という難易度F級の離れ業をやってのけた。
#BSLAllStar2017 MetLife Smac yar??mas?n?n ?ampiyonu @thoneycutt23??? ??
congratulations @thoneycutt23 pic.twitter.com/JxkfsZ83BY— Basketbol Super Ligi (@basketsuperligi) 2017年1月15日
ハニーカットは5人の選手をペイント内に並べ、その頭上を飛び越えてワンハンドダンクを叩き込んだ。小さい選手を並べたのかと思ってしまうが、身長190cmから203cmの5人というのだから驚きだ。日本で言うと比江島慎(190cm)から渡邊雄太(203cm)までを飛び越えたことになる、と言えばその『エゲつなさ』が伝わるだろう。
ハニーカットはイスラエルでプレーしていた数年前に『4人超えダンク』を決めているが、今回はバージョンアップさせて1チームをまるごと飛び越えた。本場NBAのオールスターで開催されるダンクコンテストでも見たことがない超絶ダンクにより、ハニーカットはもちろん優勝。賞金2500ドルを獲得した。
実は、この5人超えダンクに挑戦したのはハニーカットだけではない。2015年、中国リーグCBAのオールスターでも同様のダンクに挑戦した選手がいたのだが、跳躍が足らずつんのめって顔面をコートに強打。これにはネッツ、サンズなどで活躍し現在は北京ダックスでプレーするステフォン・マーブリーに大笑いされる姿が残されている。
NBAのダンクコンテストは、2月18日に行なわれるNBAオールスター・サタデーのメインイベントとして開催される。まだ出場者は発表されていないものの、昨年の大会でティンバーウルブズのザック・ラビーンと激闘を繰り広げたマジックのアーロン・ゴードンは参加を表明。ハニーカットや富樫&JBのインパクトを上回るパフォーマンスを『エアー・ゴードン』、あるいは出場すればダンクコンテスト3連覇がかかるディフェンディング王者ラビーンが披露するのか、アメリカのダンク王者を決めるコンテストが今から楽しみでならない。