移籍が噂された弟ヤニスの去就もこれで一段落?

ヤニス・アデトクンボの兄、33歳のサナシス・アデトクンボがバックスと1年290万ドル(約4億4000万円)の契約を結び、NBAに復帰する。

2019年にバックスに加入したサナシスは、コート上での役割は限られたが、ヤニスの頼れる右腕として一緒に戦い、2020-21シーズンのバックスの優勝にも貢献している。

昨年オフにアキレス腱断裂の重傷を負い、昨シーズンはロスターから外されたが、現在行われているユーロバスケットで実戦復帰を果たし、ヤニスとともにギリシャ代表の一員として戦っている。

昨シーズンはプレーしておらず、一昨シーズンも34試合の出場、平均プレータイム4.6分のサナシスの復帰自体は大きなニュースではない。しかし、彼と弟ヤニスとの結び付きは強い。サナシスとの契約は、トレードを要求して退団するのではないかと噂されるヤニスがバックス残留を決めたことを意味する。

ユーロバスケットでのギリシャ代表はここまで3戦全勝と快調なスタートを切っている。サナシスは3試合すべてに出場し、平均14.9分のプレーで3.3得点、2.3リバウンドを記録。2022年を最後にNBAを離れ、現在はパナシナイコスでプレーする末弟のコスタス・アデトクンボを含む3兄弟がギリシャ代表を牽引している。